「私とパパだって驚いたんだから~~。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ ルシアから事の顛末を聞いて亮輔、
「いやいやいやいやいやいやいやいや。なんだよそれ~~。一方的に、その酔っ払いの客が悪いってだけじゃ~~ん。」
亮輔、むっつりとした顔で、
「なんだもぅ~~~。」

その声にルシア、
「いやいやいやいや。けどさ~~。今も言ったように~~。陽織ちゃん、物凄い啖呵だった訳よ~~。私とパパだって驚いたんだから~~。」

「ん~~~。確かに…、陽織ちゃん、心肺停止…。あれから、柚香さんに戻って。…で、また陽織ちゃんに。…それからだよな。今までとはまるで…。」
亮輔。

ルシアも、
「うんうんうん。前より凄い、大人びた感じ。…って、心肺停止って、藪さんから聞いてビックリだよ~~。死んでもおかしくない状態って…。」

その声に亮輔も、
「あぁ~~。心肺停止から17分だって…。」

「凄いよね。」

「…と、言う訳で…。」
スマホから肇の声、
「陽織ちゃんには申し訳ないが…、暫くは…店の出入りも…。」

ルシア、
「うん。そういう事にしたの。だって…。万が一でも、あれが切っ掛けで…。その…、良く言う…。」

亮輔、
「あ、あ~~。誹謗中傷ね~~。その酔っ払いの~~。」

「まぁ~~。それに限った訳じゃないけど~~。世間の目。と言うのが…。」

「た~~く~~。しゃあねぇなぁ~~。」
亮輔。そして、少し考える風に。
「まっ。どっちにしても…、陽織ちゃんの気持ちも分かるよ。実際は、この世に存在しないんだから…。」

その声にルシア、
「わお。亮輔~~。分かってんじゃん。かかかか。…で…???…もしかして…、あんた。陽織ちゃん。」

いきなり亮輔、
「はっ…???」

「かかかかか。ふ~~ん。と~ぼけてもねぇ~~。」
「な、な~~んだよ~~。何がどう…。」

「はいはいはいはい。」
ルシア。
「つまりは…、そういう事で…。…とにかく。陽織ちゃんの店、出入り禁止にしたのは…。つまりは、陽織ちゃんのため。そして、お姉さんの柚香さんのためでもあるの。まっ。店の中で起きた事。確かに、お酒を飲んで頂くのが商売。酔っ払いのお店には違いないけど。でも、それと世間の目とは全く関係ない。なんて事にはならない。万が一にも、街の何処かで、あの子、あの子。なんて事になったら。それこそ一大事。そういう事、すぐに考えちゃうのが私たち。接客の仕事をしてるとね~~。」

「分かった。」
亮輔、
「陽織ちゃんにもそう、伝えとく。まだ…、寝込んじまってると思うし。」

「かなり…、ショックだったみたい。終わった後には、体全身震えて、私に泣き崩れてきたから。…精神的にも…。…って。言うか、私だって、初めて見たよ、あんな啖呵。」

その声に亮輔、
「へぇ~~~。」
そして、思わずほくそ笑みに、
「な~~んか、聞いてみたいね~~。その啖呵。」

「…で、最後には、客を睨みつけて、玄関に真っすぐの右腕。指差して、出で行け――――――っ!!!って。」

亮輔、そんなルシアの声に、
「お~~ほほほほほほほ~~。かかか、凄ぇ~~。」

「うんうんうん。凄かった~~~。…とにかく、よろしく~~。陽織ちゃんの事も。こっちで守るから。とにかく、顔を出さなきゃいいんだって。何とかなるよ。」

「分かった。」
亮輔。
「サンキュ~~。」

「あいよ。」

通話を切って亮輔、
「ふぅ~~~。そういう事…。…納得。」





そして、いつもの店で阿須賀にその事を。

阿須賀も、
「はぁ、あ~~~~ぁあ???…何、一方的にその酔っぱらい、悪いんじゃん。陽織ちゃん、全然。落ち度なんかないじゃんよ~~。」

亮輔、そんな阿須賀に、
「まま。そうなんだ…、けど~~。…まだ。続きがあんだよ~~。」

阿須賀、口を尖らせてムッツリとしながら亮輔に、
「何よ、その続きって~~。」



そして亮輔の話を…。

阿須賀、
「あ、あ、あ~~~。そっか~~。…そういう事~~。」

亮輔、口をグンニャリとさせて、
「そういう事…。」

「確かにね~~。」
阿須賀も、口をグンニャリと、
「…だったら…、ショックだわ~~。うんうんうん。分かる。実際はね~~。陽織ちゃん。確かに。…この世には…。」

「いない人間。」
「うん。」

「さてと。」
亮輔。
「真輝にも、この事、話さないと。」

「だ~~ねぇ~~。」
「じゃないと、あいつの事、落ち着かねえだろ。」

阿須賀、口をへの字にして、
「……。」

「丁度いい。俺も今日はバイト休み。夜にはエンカント行くから。その前に…。」

阿須賀、
「陽織ちゃん…???」

「あぁ。真輝に電話して、そして一緒に、柚香さんち。まっ。おばあさんにも俺たちの事は、分かってるし。」
「うんうんうん。確かにね。」




亮輔からの電話に真輝、
「えっ…???…これから…???」

「…って、おま、今、何処…???」
「…って~~。大学の…図書館。」

その声に亮輔、
「おま。凄いな。こんな時に。」

「…って、言うか…、何かしてないと…。」
「かかかかか、まるで柚香さんの影響~~。」

「ほっとけ。」








LIBRA~リブラ~   vol,185.   「私とパパだって驚いたんだから~~。」

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


《PR》

庄司紗千「おふろ月夜」
※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。

アメーバ