柚香、スマホを…。 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ スマホの画面を見て驚いて幸乃、
「はいっ!!!汀です。陽織がまた何かっ!!!」

そして話を聞いての幸乃。すぐさま目を赤く、そしてスマホを耳に膝から床に、ガックン。

そして、
「良かった~~~。柚香~~。」
いきなり口の中の物を飲み込んで、
「あ、はい。すぐに向かいます。」


9月の最終日曜日。すぐさま幸乃、エプロンを外して、
とにかく、そのままの恰好で部屋からバッグを。そして玄関に。






柚香、病室で野呂から今までの経緯を…。
「うそ~~~。えぇ~~???」

野呂、
「まっ。とにかく、そういう状況だったんです。…けど、とにかく良かった。今日、熊沢先生は非番ですが、先ほど、連絡を。」

柚香、
「ありがとうございます。」
そして、
「あっ、先生。ここ、スマホって…。」

「はい。大丈夫ですよ。」
「私の…、バッグ…。」

野呂、床頭台の引き出しから、
「これで…しょうか…???」

柚香、ニッコリと、
「はい。ありがとうございます。」

「では、私は、また。後ほど。」

柚香、ペコリとして、
「ありがとうございます。」



野呂、病室のドアを開けて、外に。そしてドアを閉めて、
「ふぅ~~。…いやいやいや。とにかく、ビックリ。」


柚香、スマホを…。そして、
「9月27日。今日…、日曜日。」
そして柚香、履歴に指をトン。

2回のコールで相手が出る。

「もしもし。柚香さん…???」
「さっすが、真輝君、すぐ出たね~~。」

「お~~いおいおい、脅かすなよ~~。じゃ、じゃ~~、戻った…???…って、事は、戻ったって事。もぅ~~。病院には運ばれるし、そして今度は、心肺停止~。…で、蘇生。勉強どころじゃ。みんなもぅ~~。心配して~~。」
捲くし立てる真輝。

そんな真輝の声に柚香、
「かかかかか。ごめ~~ん。」

「今から行く。」

柚香、その声に、
「あ、は~~い。あ、真輝君、ここ、長篠観音総合病院なんだね。さっき、先生から聞いてびっくりして。」

「あぁ、うん。亮輔がナイスプレー。」
「なんだってね~~。」

「じゃ、また。着いたら詳しく。」

「うん。」
通話を切って、そして…、
「次はっと。」



真輝、部屋の中で、
「ぅおっしゃ――――っ。」



「あ、もしもし。」

いきなり、
「ユズ――――ッ。もぅ~~。」

柚香、変顔で、
「はははは。ごめん。」

「…ったく~~。あんたって人は~~。今から行く~~。もぅ~~。」

柚香、口をグンニャリとさせて、
「あぃ。」
そして、切る。
「…で…。」


こちらも2回のコールで、
「もしもし、柚香さん…???」

柚香、
「先生。ご心配お掛けしました。」

藪岡、スマホを耳に、
「そっか~~。うん。戻った。いいぞ~~。私も今日は、特に予定もない。これからそっちに。あ、それと、おばあちゃんには。」

「あ、はい。もう既に、こちらに向かってると。」
「そうか。うん。じゃ。」

「はい。ありがとうございます。」
また通話を切って柚香、
「そして…。一番の功労者。」
指でトン。

こちらは、5回、6回…、
「もしもし。柚香さん???」

柚香、
「はい。柚香です。亮輔さん、今回はありがとうございます。」

スマホに届く声。
「お~~ぃ、勘弁してくれよ~~。大騒ぎだったんだからさ~~。」

「そのようで。…で、まさか、私が心肺停止に。」
「…ったくよぉ~~。阿須賀なんか、2日寝込んじまって。」

いきなり柚香、
「うそ~~~。」

「な~~訳は、ないけどさ~~。」
「あ~~ん。びっくりした~~。」

「分かった。」
そして亮輔、
「ん~~~。まっ、どうせ、真輝にも既に。」

柚香、その声に、
「うん。今さっき。」

「おぅ。…んじゃ、これから、俺、そっち行くわ。」
「わお。かかかかか。みんな、来るって。」

その声に亮輔も、
「わお。…まな。んじゃ。」

「うん。ありがと。待ってる。」
「あ、俺から阿須賀には、電話しておくから。」

柚香、ニッコリと、
「うん。ありがと。」

そして、通話は切れる。
「こんな…、とこかな。」
そして、柚香、
「それに…しても…。9月…かぁ~~。しかも…、もぅ…、10月が目の前…。なんか…、殆ど、感覚、バラバラ。7月…、8月…、9月…。」
唇を尖らせて…。
「ふぅ~~~。まっ。考えても、しょうがないけどね~~。…ってか…。…ん~~。また…、いつ陽織に変わるのか…。ちょっと…。用心しないと…。陽織から私にって言うのが、少し、分かって来たって感じもするんだけど…、私から、陽織に…が。ねぇ~~。」
そして…。
「…と、言うよりさ。」
柚香、布団を捲って、ベッドに端坐位に。
「立てるよね、私。…まさか…。」

そして、スリッパに足を。ゆっくりと体を…。腰を…。
「お~~~。かかかかか。立てんじゃん。ウシ。」



そして…。ドアが開いて、
「柚香。」

「おばあちゃ~~~ん。」

幸乃、泣きそうな顔で、
「柚香~~~。」

ベッドの上で祖母とハグ。

「良かった。良かった~~。電話もらって飛んできたよ。」
「う~~ん。」








LIBRA~リブラ~   vol,178.   柚香、スマホを…。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
 


《PR》

庄司紗千ハッピーストライド
※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。

アメーバ