近くのファーストフード。そのイートイン。
バーガーを食べながら柚香、
「うそ。3週間~~???」
こちらはポテトを食べながら阿須賀、
「ふん。」
コクリと。
「長~~が~~。」
「…って、言うかさ、柚香さん。この3週間、どこいたの…???」
その声に柚香、目を真ん丸にして、
「いやいやいやいや。いやいや。…って、それ私が聞きたい。目が覚めたら、いきなり。…ここ、どこ…???…の、世界。…って、3週間~~~。わっちゃ~~~。」
バーガーをペーパーの上に、いきなり頭をガックリと。そして髪の中に左手を…。
「なんなの、一体~~。」
阿須賀、
「あ、それより、みんなに…。藪岡先生も、真輝君も。それに…。」
そこまで言って阿須賀、
「柚香さんの…友達の…。あの…、えっと~~。女の人。…この前、店に来た。」
いきなり柚香、
「へっ…???…女の人。友達のって…。へっ…???…まさか…、メグもエンカント。」
「あ~~。うん、その…、メグ。めぐみさん。」
柚香、思わず目を真ん丸に、
「うそ~~~。」
「陽織ちゃん、呼び出した。」
「え~~~???」
そして、ふたり、共にスマホのラインで…。
すぐさまふたりのスマホにラインの着信音。
阿須賀には亮輔から。
「そっか~~。ようやく~~。」
そして柚香には愛実から。
「や~~った~~ははは。OK。」
柚香、
「はは。」
少しして真輝から。
「今、何処にいるの…???」
柚香、そのメッセージに、サササと。
すると…。
「分かった。今、行く。」
大学の図書館で真輝、
「とぉ~~~。オッシャ~~。」
荷物をバッグに。
そして、いつものファーストフード。
入ってみると…。真輝、
「えっ…???おっと~~。」
柚香と阿須賀が真輝に右手を。
そして真輝、ふたりの席に。
「はは。柚香さん…、戻った~~。」
柚香も真輝を見てニッコリと、
「うん。」
そんなふたりを見て、阿須賀、
「じゃあ~~。私は~~。この辺で~~。」
柚香、そんな阿須賀に、
「へっ…???」
真輝も口を窄めて、顔を傾げて、
「うん…???」
柚香、阿須賀に、
「そんな~~~。」
阿須賀、ニコニコとしながら、
「邪魔しない、邪魔しない。野暮ってもんでしょ。はは。真輝君、頼んだよ~~。バァ~ァア~~イ。」
瞬間、真輝、思わず手を頭に、
「え~~???…あ~~。え~~と~~。」
そんな真輝に阿須賀、
「確かに。めんどくさ~~。イェ~~イ。」
右手親指をグィっと。そして振り向いて店の玄関の方に。
ふたりには後ろ向きに、右手を上げてひらひらと。
柚香、そんな阿須賀の後ろ姿を見て、
「ふ~~~ん。」
真輝、柚香に、
「ここ、いい…???」
そんな真輝に柚香、ニッコリと、
「うん。」
真輝、椅子に座り、こちらも、
「ふ~~~。」
そんな真輝を見て柚香、ニッコリと、
「お互いに…。ふ~~~だね。」
真輝、柚香を見て顔をコクリと、
「…確かに。」
そして…。15秒ほど…、沈黙。お互いが…、お互いを見ていない。
柚香から、そして、真輝も、
「ねぇ~~。」
「あのさ。」
瞬間、柚香、顔を下に、
「ぷっ。」
真輝は顔を傾げて。
「え~~???」
柚香、
「くくくく。」
顔を上げながら、
「何…???…真輝君からでいいよ。」
間髪入れずに真輝、右手をヒラヒラと、
「いやいやいや。柚香さんから。」
すぐさま柚香、
「ぷふ。」
そして、顔を僅かに傾げながら空を見るように、
「3週間…。ありがと。…長いね~~。」
真輝、柚香を見て、遠くを見るように、
「うん。まっ。でも…、陽織ちゃんも、頑張ってた。あっ。それから…。愛実さん、エンカントに来た。」
その声に柚香、顔をコクリと、
「うん。知ってる。阿須賀さんから聞いた。」
「柚香さん。陽織ちゃんに、陽織ちゃんになっている時、楽しんでって。」
瞬間、柚香、
「あ、あ~~。」
「陽織ちゃんに…、メモ。」
「あ~~、うん。メモ、書いたね~~。」
柚香、両肩をクィッと上に。口を真一文字にして、
「前ね。陽織、私に、メモ、残したんだ。お姉ちゃん、ごめんねって。…それだけ。」
そして柚香、バッグからそのメモを…。そして、
「あっ。あった、あった、これだ。」
陽織からのメモと、自分の書いたメモ。テーブルに。
そして、
「はは。さすがは双子、筆跡まで同じ。」
メモを見て真輝、
「ほんとだ~~。」
いきなり柚香のスマホにライン。
「あは。メグ。ん~~???今夜、行くから。顔洗って、待ってな。…はいはい。」
真輝も、その声に、
「はは。」
柚香、真輝に、まだ残っているポテトを、
「どうぞ。」
真輝、思わず、
「えへ…???」
柚香、ニッコリと、
「ふふ。うん。どうぞ。」
真輝、照れながら、
「じゃ…。じゃあ~~。」
コクリと、
「いた…だきます。」
そして…。
世田谷駅で真輝と別れて…。
「じゃ。」
「うん。じゃ。」
柚香、家の玄関に。そして、
「ただいま~~~。」
その声に幸乃、
「柚香~~~???」
「あ~~。うん~~。」

LIBRA~リブラ~ vol,165. 柚香、「うそ。3週間~~???」
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