陽織、亮輔に、
「凄いな。」
亮輔、
「まぁな。」
そしてボードのデジタルを指でトントントン。
すぐに、
「ハ~~イ、どうぞ~~。」
の声。
陽織、
「うそ。声がした。どうなってんだ…???」
びっくりしている陽織に阿須賀、
「ははは。」
亮輔も、そんな陽織を見てニッコリと、
「行こか。」
自動ドアが開く。
また陽織、
「勝手にドア、開いた~~。」
そしてエレベーターで。
陽織、またまた、
「凄ぇ~~。」
そして…。ドアが開いて、亮輔、
「こんちは。」
ルシアが出迎える。
「いらっしゃい。」
亮輔の次には陽織、そして阿須賀の順で。
ルシア、陽織を見て、両手を取って、
「陽織ちゃ~~ん。はは。こんにちは~~。」
陽織もニコニコ顔で、
「オーナー。」
ルシア、ニコニコと、
「ささ、入って、入って。阿須賀ちゃん、いらっしゃい。」
3人共に中に入ると…。
特に阿須賀、
「凄~~い、広い、広~~い。」
陽織も、
「わ~~~。こんな、広いんだ~~。」
キッチンでは肇がコーヒーを。
阿須賀と陽織、すぐさま窓の方に。
阿須賀、
「眺めいい~~。」
陽織も、頷いて、
「うんうんうん。」
亮輔、キッチンの肇にニッコリと挨拶、
「こんちは。」
肇、亮輔に、
「ヨッ。丁度、来る頃だと思ってね~~。」
阿須賀、
「あっ。」
いきなり窓から後ろに振り向いて、肇に、
「ごめんなさい。私、いきなり。」
そんな阿須賀に肇、首を振り、
「いやいや。はは、いらっしゃい阿須賀ちゃん。そして、陽織ちゃんも。」
陽織も、後ろを向いて、
「こ、こんにちは、店長。」
「とにかく、何日振り…???陽織ちゃん…???」
ルシア、
「やっと会えた。ふふ。とにかく、座って。」
陽織、その声に照れながらも、
「あ~~、は~~。はははは。」
亮輔、そんなルシアに、ソファに座りながら、
「まぁ、しゃあねぇだろ。…こればっかりは。」
陽織、ソファに座って、
「凄い、ふっわふわ。」
阿須賀も、陽織にニッコリと、
「うん。」
肇、トレイにコーヒーとクッキーを。そして3人の前に、
「…で…???大学から…???」
亮輔、
「うん。それは、阿須賀に頼んだ。」
阿須賀、
「丁度、4時限目の講義だったの、連れ出しちゃった。」
ルシア、
「ふふ。」
肇、
「おやおやおや。これまた派手に。はははは。」
「まぁ。真面目に講義聞いているのは、真輝だけ。」
肇、亮輔を見て、
「真輝…???…あぁ~~。はいはい。柚香さんと一緒に、店に来た。」
そんな肇に亮輔、両眉を上下に。
ルシア、
「彼、柚香さんに一生懸命ね~~。」
いきなり陽織、
「真輝、柚香、お姉ちゃんの事、好きだからね~~。」
その声に肇とルシア、
「うん…???」
「でも…、私も真輝の事は好きになれそう。」
瞬間、亮輔、陽織を見て、
「……。」
阿須賀も、顔を傾げて。
ルシアと肇、顔を見合わせて、
「うん…???」
「おやおや。」
陽織、
「土曜日にさ、真輝と出掛けたんだ。私がどっか連れてけって行って。…そしたら真輝、いろんなとこに案内してくれた。優しかった。はは。」
長いソファが長いテーブルに向かい合い、片方のソファには亮輔と肇。
そしてもう片方のソファには陽織と阿須賀が。
そして、その長いテーブルに、「コの字」のように、ひとり用のソファ。
ルシアが座っている。そして、言うなれば、女性用のソファと化している。
亮輔、陽織に、ニッコリと、
「そっか。真輝の事、好きになってきたか。こりゃ、おんもしれぇ~~。人を好きになるってぇのは、いい事だ。」
ルシア、
「な~~に言ってんだか~~。大学、卒業したら、阿須賀ちゃんと…。」
阿須賀を見て、
「ねぇ~~。あったかい家庭~~。」
瞬間、阿須賀、目を真ん丸にして、真っ赤な顔で、両手を前に振り振り振り。
「いえいえいえ。ルシア、そんなぁ~~。私~~。だ~~って、亮輔~~。言ってくれないし~~。」
肇、笑いながら、
「…けど、阿須賀ちゃん、しっかりと顔に書いてある。亮輔、好きだって。」
ルシア、その声に、
「うんうんうん。」
ニッコリと。けれどもすぐに、いきなり亮輔を見て、
「けどあんた、亮輔。何、阿須賀ちゃんに、好きだって、言ってないのぉ~~~???あらやだ~~。」
いきなり肇、
「まぁまぁまぁ~~、ははは、ママ。まだまだ、大学だよ~~。そんな、焦らなくても~~。」
亮輔は亮輔でブスッとして、
「…って言うか、俺は~~。ふ~~~ん、結婚ねぇ~~。」
ルシア、
「こらぁ~~。亮輔~~。あんた、そんなだったら、阿須賀ちゃんに嫌われるよ~~。」
すぐさま亮輔、
「はいはい。分かりました~~。すんませ~~ん。」
そして肇、3人に、
「どぞ。熱い内に。店で出しているのと同じコーヒー。はは。こっちはお金は要らないし。」
阿須賀、ニッコリと、
「いただきま~~す。」
陽織も、
「私も~~。」
そして、ふたり共に、顔をコクリと、
「うん。おいし。」
肇、亮輔に、
「藪さんには電話…???」
亮輔、
「あぁ。うん。OK。」

LIBRA~リブラ~ vol,147. 亮輔、「こんちは。」ルシアが出迎える。「いらっしゃい。」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
