廊下を歩きながら阿須賀。 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 廊下を歩きながら阿須賀、
「さっきね。亮輔から電話があって、柚香さんから陽織ちゃんに変わったって。だから私、柚香さんの学部に…。まっ。真輝君から亮輔に電話、行ったみたいだけど。」

陽織、目をパチクリと、
「真輝からっ。」

「一昨日、陽織ちゃん、真輝君と東京…???」

陽織、
「あ~~。あ~~。うん。真輝から、渋谷と明治神宮…???…表参道…???…で、竹下と原宿。そして新宿と…。…で…、私…、それから、記憶…ないんだけど…。」

「…と、言う事は~~。そこから、柚香さんに…。」


ふたり、外に。

陽織、阿須賀に、
「…って、言うか、阿須賀、これから何処行くの…???」

その声に阿須賀、陽織にニッコリと、
「ふふ~~ん。秘密ぅ~~~。」

そして阿須賀、亮輔にスマホで、
「あん、私~~。陽織ちゃん連れて、今、そっち向かってる~~。」

その声に亮輔、
「了解~~。」
阿須賀からの通話を切って、そのまま、
「まっ。伝えておくか、電源、切ってるとは、思うけど…。何せ、真面目だから、あいつ。」
そしてササササッと、入力。送信。

真輝のバッグの中のスマホに、ラインの受信音。
その音に周囲の学生たち、真輝に顔を。中にはブスッとしている学生も。
真輝、何度も顔を前に、頭の中で、「申し訳、ない。」
そして右手の平も頭を下げながらも額に指先を…。

そして、周囲を気にしながらも、バッグからスマホを…。
そして画面を見て、思いっ切り口をポッ。小さな声で、
「お~~~。」
そして、
「ナイス。」




ここは、大学の最寄りの駅。
けれども、その裏側に、余り、大学生は入らない。
ただ、サラリーマンやОLたちには人気の小さなレストランがある。

その、テーブル席で亮輔、店に入ってきた阿須賀と陽織に、
「おぅ。」

阿須賀、亮輔に、
「ハ~~イ。あ、真輝君には…???」

「ラインした~~。」
「うん。」

亮輔、
「とにかく。陽織ちゃん。」

陽織、コクリと、
「ふん。」

阿須賀、シートに座りながら。陽織に、
「座って。」
手を。

亮輔、陽織に、
「こんにちは。」

陽織、亮輔に、頭をコクリと、
「おぅ。うん。」

「…で…???」
阿須賀、
「これから、どうすんの…???」

「あるところに行く。」
ポツリと亮輔。

阿須賀、
「あるところ…???」

「まぁ~~。藪さんにも今さっき、電話したんだけど…。診察中みたいで電話に出ない。まっ。事後報告って事で…。真輝には、途中でライン、入れとく。じゃないと、講義終わってから、電話、来るだろうし。慌てふためいて。」
けれども、考えながら亮輔。
「まっ。でも、どっちみち、電話…来るか。あいつの事だ、心配で心配で~~。」

陽織、亮輔の話を聞きながら、
「なんで真輝が心配で、心配でなんだ…???」

その声に阿須賀、思わず、
「ぷっ。」

亮輔、陽織に、口を尖らせながらも、
「そりゃ~~~。なんてったって。なぁ~~。」
阿須賀を見て…。
「真輝、あいつ、殊、柚香さんの事になると。」

そんな亮輔に陽織、自分も納得したような顔で、
「あ~~。うんうんうん。真輝、柚香、お姉ちゃんの事、好きなんだ~~。」

亮輔ゆっくりと頷いて、
「そぅいぅこと~~。まっ。あいつからは、言わねぇけど…。…顔に書いてある。」

陽織、
「お姉ちゃんは…、どうなんだろ…???」

その声に亮輔も、阿須賀も、
「ん~~~。」

亮輔、腕を組みながらも、
「なんとも~~~。微妙~~って、言うか~~。ん~~~???…分かんねぇ~~。」

阿須賀、そんな亮輔に、
「ふ~~ん。私も…、実際、柚香さんと個人的には、話した事…あまりない…しぃ……。」
そして阿須賀、亮輔に、
「…で…???…あるとこって…???」

亮輔、
「ふん。大越家。」

「大越家…???…どこ…???」
「バカ。阿須賀、おま。エンカントに行ってて知らないの…???」

その声に阿須賀、
「へっ…???」
目をパチクリと。

「いやいや。ルシアと肇ちゃん。…でしょう~~。」
亮輔、

「その苗字が~~。おおこし~~。」

いきなり阿須賀、
「へっ…???…そうなの…???」

「ふたり…、来る前に、ルシアには話しておいた。いらっしゃいって。ルシアも陽織ちゃんに会いたがってたからね~~。」

陽織、
「ルシア…。」

「あ~~ん。お店の、オーナー。ほら。女性の。」
「あ~~~。オーナー。」

「そそ。」




大学では真輝、講義中、頭の中が…。
「…あ~~。どうなる、どうなる~~。」
そして、頭を振って、
「全く、頭に入ってこない~~。くぅ~~。…亮輔、これから…どぅすんだよ~~。」



亮輔と阿須賀、そして、陽織が向かった先は、目黒区は青葉台。
俗に言われる高級住宅街。


歩きながら阿須賀、陽織に抱き付きながら、
「凄い、凄いよ、これ。」

陽織も、頭を何度も、
「うんうんうん。凄い。カッコイイ~~と、言うか、お洒落な~~。」

亮輔、そんなふたりに、
「ふふん。」


そして3人、ある建物のエントランスに…。








LIBRA~リブラ~   vol,146.   廊下を歩きながら阿須賀。

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