柚香、いつも通りに大学で。 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ  けれども…。月曜日になっても…。

柚香、玄関で祖母に、
「じゃあ~~、行ってきま~~す。」

幸乃、
「うん。気を付けて~~。」

柚香、歩きながら、
「ふ~~~ん。…結局…。」

真輝にライン。そして愛実にライン。

ふたり共に、
「そっか~~~。」


既に亮輔と阿須賀も、柚香のラインには、「友達」に。

亮輔からのライン。
「まっ。しゃあねぇだろ。」

そして柚香、いつも通りに大学で。友達ともいつも通りに。柚香の体を気遣ってもくれていた。

学食で友達たち、
「本当に大丈夫~~???…あまり、無理しないでよね~~。逆に、私たちの方が心配になるぅ~~。」
「それにしても、柚香のお弁当、いつもながら美味しそ。ふふ。」

そんな友達の声に柚香も、
「うん。何とか…。はいはい。分かりました~~。無理は禁物。うん。心得ております。」
そして、別の友達に、
「な~~によ~~。絢美(あやみ)だって~~。そのお弁当、おとうさん作ってるんでしょう~~???」


因みに、こちらのお友達は、少々引っ込み思案で内気な女子学生。
身長も体格も…、柚香たちよりは、かなり…華奢。
前から左右にロングの髪を分けており、黒縁のボストン眼鏡を掛けている。
けれども、鼻筋はスッキリと通っており…。
ただ、眼鏡を外したところは分からないが、想像しただけでも、芸能人で例えると…。
若き日の、一色紗英か…。はたまた、アメリカの映画女優、若き日のジェニファー・コネリー。
に、似ていなくも…ない。但し、服装は常に、地味。一切、スカートを穿いた事はない。
そして…、家庭は、父子家庭である。




そして幸乃も熊沢と藪岡には、柚香が大学に。
そして、今後、陽織に変わったとしても、そのまま大学には行くと言う事を。

ふたり共に、驚いてはいたが、柚香のたってのお願いと言う事で、両人共に了承。

熊沢、
「何て無謀な事を…。」

藪岡も、首を振り、
「何て無茶な…。…まっ。でも…、これで…何かしら…。とも、思うんだが…。いや。しかし…。柚香さん。…何とも、思い切ったものだ。」



お昼の学食での食事中。亮輔も阿須賀と共に、遠目で柚香を。それに気付いての柚香、
何気なく亮輔と阿須賀に肩より下で右手をひらひらと。
そんな柚香に亮輔も阿須賀も、今は、僅かに頷くだけ。

午後の授業の前に柚香、真輝にライン。
そして午後の授業、3時限目が終わり、柚香、トイレに。

そして……。数分後…。いきなり、ドアの内側で、ドン。そしてバタンと強い音。
そして人が床に倒れるような音。

その音に気付いて、手を洗っていた女子大生、不思議に思い、その音がしたドアに。
「どうしました~~???」

ドアの中からは何も聞こえない。女子大生、またドアをノックして、
「ねぇ~~、どうかした~~???…今、中から、ドン、バタンって凄い音したけど~~。大丈夫~~???」



数秒後、ドアの内側から、
「痛った~~~。」

その声に女子大生、
「えっ…???…大丈夫…???」

そしてまた中から、
「何でこぅなるかな~~。…ったく~~。痛った~~。」

ようやくドアの中からガチャガチャする音。そして、
「どうやったら…。この…。開くんだよ。押しても…。どうなってる…???」

女子大生、
「あ、それ、横になっている棒…、それを右に。」

中から、
「横になってる棒…???…右に…???あ、あ~~。」
するとドアが前に。
「開いたっと。」

女子大生、中から出て来た女性に、
「大丈夫~~???…いきなりでビックリしたけど…。」

「あぁ~~。そこ、なんでか分かんないけど、床に倒れてた。…って、ここ…、何処…???」

女子大生、目をパチクリと、
「ここ、何処って…。…大学…、トイレだけど…。」

すると、
「大学…???…トイレ…???」

女子大生、
「あなた…、確か…。同じ教室の…。汀……。さん…???」

その声に、
「うん。そぅ…だけど…。…同じ、教室…???」

「うん。また、これから4時限目。」
そして女子大生、
「もぅ始まっちゃう、行こう…???」

「あ、あ~~。うん。」


そして、その女子大生と一緒に教室に戻る。そして、その女子大生の隣の席に。

思わず、その女子大生、自分の隣に座った女性に、
「えっ…???」

隣に座った女性はキョロキョロと顔をあちらこちらに…。

「あ、あのぅ~~。…汀…さん…???」

その声に、
「うん…???」

いきなり、数メートル離れた席から、
「柚香~~~。何やってんの~~。こっち~~。」

その声に、声のする方に顔を。そして、頭の中で、
「…柚香…???…いや…。陽織だけど…。」
その時、瞬間、
「…わっ。ここ、お姉ちゃん、柚香の通ってる大学…???うっそ。」

そして、また、
「柚香~~。こっち~~。」
の、手招き。

陽織、その声に、僅かに腰を上げて、
「あ、あ~~~。」
そして隣の女性に、
「ご、ごめん。」
頭をペコリと。
「じゃ、じゃあ~~。」

その女子大生も、
「う、うん。」








LIBRA~リブラ~   vol,144.   柚香、いつも通りに大学で。

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