世田谷駅から電車に乗って…。 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 世田谷駅から電車に乗って…。

ホームで真輝、
「まずは電車で。」
そして、陽織を見て、
「昨日、おばあさんと電車には乗ったから…。」

陽織、口を尖らせて、
「うん。もぅ、経験済み。」

そして、まずは三軒茶屋。そこからは一気に渋谷へと。

陽織、
「へぇ~~。凄いね~~。人。人。人~~。」

その声に真輝、
「うん。とにかく凄いよ、この街は。」

陽織、真輝から離れて歩こうとするが、真輝、そんな陽織の左手をギュッと握って。

瞬間、陽織、
「えっ…???」
そして真輝に、
「どうした…???」

真輝、そんな陽織に、左手を肩まで。そして左人差し指で、
「ツッツッツッ。だ~~め。いきなりこんな人混みの中、そんな慌ててたら他所の人にぶつかっちゃう。」

その声に陽織、目をパチクリとさせて、
「あ、あ~~。」

「人にぶつかって倒れて転んで怪我なんてしたら大変。僕、おばあさんに怒られちゃうよ。」

陽織、真輝の話を聞いて、思わず目を丸く、そして口を尖らせて、空を見て、
「そぅ~~~だな。うん。分かった。真輝の言う通りにする。」

真輝、そんな陽織にニッコリと、
「じゃ~~。とにかく、僕からは絶対に離れない。」

陽織、コクリと、
「よし。分かった。んじゃ。」
陽織、いきなり真輝の右腕に自分の両腕を絡ませて、
「陽織、真輝から絶対に離れない。」

いきなりの陽織からのアクションに真輝、
「え~~~???」

動揺を隠せない真輝。
「いやいやいや。…って…、何で…???」

真輝を見て陽織、目を真ん丸に、
「だって、真輝から言ったんだぞ、僕から離れないでって。」

いきなり真輝、凹ませた顔で、左手で頭を撫でながら、
「あ、いや…。」
困ったように笑いながら、
「…確かに。…言ったけど…。はは。ははははは。…いや。参ったな~~。」
頭を傾げて、
「…そんな、つもりじゃ…。」

「じゃあ~~。どんなつもり…???」

真輝、返答に困って。
「いや…。あは。ははははは。」

陽織、ニッコリと、
「んじゃ、行こ。」


そして…。

真輝、
「陽織ちゃん、昨夜、テレビ見てたんなら、もしかして…、ここ、何処か分かる…???」

その声に陽織、
「…ん…???」
陽織、ぐるりと周囲を見渡して…。目をパチパチと…。…すると…。
「わぁ。スクランブル交差点。夜遅くの…。うんうんうん。テレビ出てた~~。へぇ~~。」

真輝、ニッコリと、
「その通り~~。」


そして、ふたり、共に、交差点を渡って…。

陽織は真輝の右腕にしがみつくように、
「凄い人だな。」

真輝も、そんな陽織に、
「あぁ。」

「それに…。」
陽織、
「凄ぇ~~。テレビで見た服と同じような…。へぇ~~。…って言うか…、真輝、あれって、日本人…???」

遠くに見える背の高い金髪の男性と女性を見て。いきなり真輝、陽織の右手を引っ込めて、
「こ~~ら。指を差さない。」

すぐさま陽織、
「へっ…???」
真輝を。

真輝、口を閉じて、
「んんんん。…あれは、外国人…。アメリカからかな~~。」
そして、
「特に、東京ってトコは、世界中の人がいる。人種も様々。そして、住んでもいる。当然、外国人でも日本語、話せる人もいれば、通訳の人と一緒の人も。」

「へぇ~~。そぅなんだ~~。おんもしろ~~い。」
今度は陽織、真輝の右腕に抱き付くように。すると、いきなり陽織、右手を口に、
「キャハ。きゃっははははは。」

真輝、陽織の右手の先。そしてまた、
「だ~~か~~ら~~。指差さない。」

瞬間、陽織、
「あっ。…へっ…???…って、なんで…???…その方が分かりやすい。」

その声に真輝、
「ん~~。確かに。…そうでも…ある、けどさ。…ん~~。つまりね。…こういう事。誰しも、人から指を差されるのって、好きな人、いないんだ。陽織ちゃんも、これから、分かって…くると、は、思うけど…。逆に、人から指を差されると、頭に来て、近づいてきて、失礼な奴だな。って言われて、いきなり顔を殴られる…場合も…。あり。って事。」

その話に陽織、口を尖らせて、
「ふ~~ん。」
2度程、頷いて。

真輝、さっきの陽織の指差した人を見て、
「黒人だね~。…とは言っても、何処の国の人か…。」

陽織、
「物凄い、顔、真っ黒。…どうなれば…、あぁなる…???」

その声に真輝、思わず見下すように陽織を、
「お~~~ぃ。陽織ちゃんみたいな顔の色、だけじゃない。って。世の中。」
真輝、右目を歪ませて。

陽織、顔を引っ込めるように、
「しぃましぇ~~ん。」



30分も歩いたろうか…。今度はまた元来た駅に戻って、今度は明治神宮前。

陽織、
「へぇ~~~。ここも人~~。…でも、キッチリと右左、分かれてる~~。」

「表参道ってトコ~~。ここも、かなり、有名。」
そして真輝、
「陽織ちゃん、お腹、空かない…???」

その声に陽織、
「うん…???…あぁ。うん。まだ平気。…けど、凄いな。両方の木~~。…それに…。物凄い、車。」

真輝、
「確かに。」








LIBRA~リブラ~   vol,130. 世田谷駅から電車に乗って…。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※