亮輔、スマホに、
「まっ。3時になったら、帰るんだろうけど…。」
その声に真輝、
「ふ~~~。」
そして、
「…って言うか、おま…。何時までそこ…???」
亮輔、口を尖らせて、
「あ、俺…???…朝方までいるよ。…って帰って、昼まで寝る。…そこから大学。」
いきなり真輝、
「え――――――っ!!!…大丈夫なのか、それで~~。…体…。」
「うんにゃ~~。別に…。…んなもん、俺のリズムだから…。それに…、誰にも邪魔されない、アパート暮らし。…だっつぅの。かかか。」
真輝、その声に、
「ふ~~~。確かに…。」
2秒ほど沈黙。
そして、真輝から、
「じゃあ~~。亮輔。頼むな。」
丁度、肇の新しいドリンクが出来て…。陽織も阿須賀も、ふたり、共に、
「お~~いし~~。」
亮輔、その声にスマホを…。そして、今度は耳に、
「だとさ。」
そんなふたりに肇もニッコリと。
「ははは。」
真輝の声、
「じゃ。おやすみ。」
亮輔、スマホに、
「おっ。」
そして…。…特に、いつも通りのエンカントでの陽織。
とにかく、客の接待にその都度。陽織がカウンターにいる状態で、肇は常にカウンターの中。
陽織だけが客との接待で動き回っている。
阿須賀も、そんな陽織を見て、
「働きもの~~。」
そして、亮輔に耳打ち、
「客受けも、いいよね。」
その声に亮輔も、チラチラと陽織を見て、
「あぁ。」
そして、グラスの中の液体を飲み干して、
「明日…、柚香さんに、報告だな~~。」
ルシアも、
「そのようね…。」
そして、いつも通りに、店から出る陽織。
みんなに、「おやすみ~~。」と言われて…。帰り道を…。
そして家に。…そして、いつも通りにベッドに。
そして…、自然に、まどろみが…。
「ふぁ~~~。」
と、同時に、アラーム。その音にビックリして体をビクン。
「何、今の音…???…へっ…???…へっ…???」
あちらこちらを…。どこから音が聞こえてくるのか、分からない。
「うそ。どこ…???…え…???やだ…。何、この音…???」
ゆ~~っくりと、音のなる方に耳を…。
すると…。ベッドのすぐ下の絨毯の上に、平べったいものが…。
「あ、これ~~~???」
手に取っては見るが、音はまだまだ…。
瞬間、
「あ、あ。あ~~。どうすんの~~。どうやれば止まる~~。うそうそうそ。」
あちこち触って。右手人差し指で…、画面にトントントン。そして親指でも撫でながら…。
「あ~~ん、もぅ~~。」
そうこうするうちに…、さいわい、プツリと音が。瞬間、
「や~~~っと。」
けれども、
「何なのよ~~~。これ~~。もぅ~~~。」
そのままテーブルに。そしてまたベッドに…。
「…たく~~。眠いって…。」
布団を被る…。
…が…。
「えっ…!!!…って、私…。」
今度はいきなり目をパチクリ。
「えっ…???…うそ。…ここって…。…柚香の…。…お姉ちゃんの部屋…。…えっ…???…えっ…???ええ…???…どうしよ。…どうしよ。…私…。」
下から、
「柚香~~~。ご飯~~~。」
ベッドの中で、
「あぁ~~~ん。おばあちゃん。」
布団の中で…、
「うそ。うそうそうそうそ。私、どう~~~???」
幾ら経っても下に降りてこない柚香に幸乃、
「変だね~~。あの子…。まだ…。」
顔を傾げて…、
「そんなはずは…。」
そして、2階に…。
「柚香~~~。」
そして、部屋のドアを…。
「柚香~~。ご飯。」
…が、まだ、ベッドの中で…。
「体の具合でも…。」
そして、布団を捲る…。
中でうずくまっているままの…。幸乃、目を見開いて、
「おま…。」
そして自然に左手が口に…。
「おま…。…えっ…???…もしか…して…。陽織かぃ。」
その声に、ゆっくりと、顔をコクリと動かす。そして、
「う、うん。」
幸乃、一瞬、頭の中で、物凄い衝撃が…。
そして…、目を閉じて…。自然に肩の力が…。…立っているのが…。
その瞬間、頭を小刻みに振り…。その時、僅かに脳裏を一瞬、
「おばあちゃん。」
柚香の声。
幸乃、目をパチクリと。そして、頭の中で、
「…柚香。」
そして幸乃、ゆっくりと息を吸って、吐いて。そして一度目を閉じて。
ゆっくりと頷いて。頭の中で、
「…これが…。事実なんだ。」
僅かに目頭は熱く。鼻水も…。けれども、それを何とか堪えて…。涙も、一滴は頬を…。
けれども、それを右手で拭って。
陽織の左肩に右手を、
「はいはい。陽織、起きて。起きて、起きて、ご・は・ん。」
まだベッドの中で蹲っている陽織、祖母を見て、
「えっ…???」
幸乃、陽織を起して、
「はいはい。ご飯、冷めちゃうでしょ。」
陽織、キョトンとしながら、
「あ、あ~~~。」
そして、すぐさまニッコリとして、
「う、うん。」
けれども、
「あ、おばあちゃん、でも、私、…、この服。」
幸乃、そんな陽織に、
「うん…???うん。…ん…???…ん~~~。まっ。はは。その恰好でも、いいよ。おいで。」
陽織はパジャマ姿である。
「う、うん。」

LIBRA~リブラ~ vol,108. 「まっ。3時になったら、帰るんだろうけど…。」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
《PR》
庄司紗千 きっと大丈夫
※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。
