陽織、椅子に座ったままで…。 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 幸乃、陽織のご飯の食べ方を見て、目をパチクリと…。
けれども…、その食べ方を見て、次第に、クスクスと。
「くくくく。」

懸命にご飯を食べている陽織。…そして…、目の前の祖母に。ご飯茶碗を出して、
「お代わり。」

そんな陽織を見て幸乃、可笑しがりながら、
「はいはい。」

何と、これで2杯目。

朝から…。そんな陽織を見て幸乃。
「ねぇ~~、陽織~~。」

その声に陽織、ホッペを膨らませながら、祖母を見て、
「ん~~~???」

すると幸乃、自分の右口角の上に指先を。そしてその下にも指先を…。

すると陽織、目をパチクリと。そして端を持って、自分の左口の…。
「あっ。」

幸乃、ニッコリと。



そして陽織、全てを平らげて、
「あ~~~。美味しかった~~~。ん~~~。」

幸乃、両手を合わせて、
「ご馳走さまでした。」

その恰好に陽織、すかさず、マネするみたいに、
「ご、ごちそうさまでした。」
自分も両手を合わせて。

そして幸乃は洗い物。
陽織、椅子に座ったままで…。

幸乃、洗い物はするが…。その内、
「…ん…???」
すぐさま、後ろを振り向いて…。
「陽織。」

その声に陽織、祖母を見て、
「うん。」

「おま…。これから…。」

その声にまた陽織、
「うん。…うん…???」

すぐさま幸乃、一瞬目を深く閉じて、
「あっ。そっか~~~。」
すぐさま幸乃、柚香の部屋に。

…すると、既に着メロが…。
「おやおやおやおや。…誰からだぃ。…あら。」
そして、指を…。
「はいはい。おはよう~~。メグちゃん。」

その声にスマホから愛実の声、
「はっ…???…えっ…???…ってか、何で幸乃おばあちゃん…。」
瞬間、愛実、
「うそっ!!!…まさか…、柚香、陽織にっ。」

その声に幸乃、スマホに、
「そうなんだよ。今、朝ご飯食べた後。」

愛実、
「えっ!!!…えぇ~~~え~~~!!!マジでっ!!!昨日、エンカントに行くからってって。それから…、何も連絡…。」

「うん。確かに、あれから帰って来て、いつも通りに…。…けど…、朝、柚香の部屋に入ってったら。」
「えぇ~~~ぇえ~~???…今度は、朝も、陽織。」

幸乃、
「ん~~。なんだよ~~。だから…。これから…。どぉ…???」

愛実、
「あ。確かに。…大学…。」
そこまで言って、愛実、
「あ、いや…。待てよ。…けど…、授業には…、別に…。」
けれども、
「あ。いや…。」
そして、
「あはははははは~~。…ダメじゃん。…結局、大学まで、どぅ行きゃいいのよ。…仮に、大学までの電車…。…こりゃ、絶対、無理だ…。あははははは。迷子になる。」

幸乃、スマホ越しに、
「だろぅ~~???」

「あっ。でも…。真輝君。」

幸乃、
「あ、うん。真輝君…。」
けれども幸乃、
「へっ…???真輝君…???」

愛実、
「いやいやいや。幸乃おばあちゃん、真輝君、柚香と同じ大学。」
瞬間、
「あっ。」
愛実、いきなり、
「おばあちゃん、おばあちゃん。一旦、電話切る。…で~~。柚香のこのスマホ、真輝君の電話番号探して、メモして、私にまた電話くれる。」

幸乃、瞬間、
「あ、あ~~~、うんうんうん。」

愛実、
「私、真輝君の電話番号、分かんないから。」

幸乃、
「はいはいはい。分かった。んじゃ、一旦、切るね。」
そして、
「え…と~~。あ、これ、これこれ。」
机の…、
「え…と~~。」
適当にメモするものを…。そして、スマホに指でトン。

ワンコールで、
「はいは~~い。」

「え…とね、メグちゃん。………の、…………。」

愛実、
「はいは~~い。了解~~。」

幸乃、愛実との通話が終わり、
「ふぅ~~~~。」
そして幸乃、何か閃いて、
「あ。」

そのままエプロンのポケットに柚香のスマホを…。
「…もしかし…。これ…、持ってないと…今後…。…まっ、柚香になった時に、柚香に渡せば。」
そして、下に。

…けれども、今度は台所にいるはずの陽織が…。いない。

瞬間、
「陽織っ。陽織~~~。」

と。すると、遠くから、
「は~~い。」

陽織、縁側にパジャマ姿で…。胡坐を掻きながら。

幸乃、
「なんだい。ここにいたんだ。」

陽織、
「うん。気持ちいい~~。」

幸乃も、陽織の傍で、
「だ~~ね~~。」

陽織、隣に座る祖母に、
「おばあちゃん。…私…。」

そんな陽織に、
「うん。分かってる。おまえは、今、陽織だ。」

「私の…、おとうさんとおかあさん…。そして…、私…。」

そんな陽織に幸乃、優しく陽織の頭を撫でて…。そして陽織を抱き締めて、
「うんうんうん。そうだね~~。陽織~~。」

陽織、祖母に抱かれたままで、
「おばあちゃん。」

そして幸乃、パジャマ姿の陽織を連れて仏壇の前に。

父と母の写真。何処かしら、面影がある。
…そして、2歳の自分の顏。陽織、すぐさま目を赤く、
「ママ。パパ。」
体をうずくませるように…。
「うっ。うっ。」

幸乃、そんな陽織の背中を優しく。すると、そこにポケットの中のスマホに着メロ。

幸乃、
「おや。」

陽織、
「へっ…???何、この音。」








LIBRA~リブラ~   vol,109.  陽織、椅子に座ったままで…。

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