「もしもし。私、柚香です。汀。柚香。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 柚香、そんな藪岡の声に、
「えっ…???…先生。いいんですか…???」

藪岡、
「良いも悪いも、その方が…、何かしら…、柚香さんと陽織さんのお手伝いに、なれれば…、と、思ってね。」

柚香、椅子に座ったまま、スマホを耳に頭を下げて、
「ありがとうございます。」

「じゃあ~~。」
藪岡、メモをチェックしながら…、
「今度の…水曜日、明後日だけど…。どうかな…???」

柚香、
「あ、はい。私は…、もぅ…、いつでも…。…あ、でも、真輝君。」

「あ、そぅか。…うん。彼にも話をしておいて。OKなら、その日に。」
「あ、はい。分かりました。…じゃあ。」

「うん。電話ありがとう。じゃ。おやすみ。」
「おやすみなさい。」

すぐさま柚香、真輝に電話。2回で出る。

「あ、はい。僕だけど…。…で…???」
真輝。

柚香、
「うん。明後日の水曜日。藪岡先生。エンカントに電話してくれるって。…で、その時、藪岡先生も一緒に。」

真輝、ニッコリとして、
「そっか~~。うん。いいかも…。…まっ。僕らだけじゃ…。何とも、話が…。藪岡先生なら、あの店、常連だし。」

「うんうん。」




そして、その夜の内に藪岡、ルシアに。
「あぁ、俺だ。藪岡。」

ルシア、
「ふん。珍しいね、藪さんから私に。こんな時間。」

「実は。」


ルシア、藪岡の話を聞きながら、
「ふん。ふんふんふん。」
肇を見ながらも、
「へぇ~~~。うん。」
瞬きをして、目をキョロキョロと。そして、
「ふん。いいんじゃない~~。ま。確かに、その子たちふたりなら、ちょっ…。…でも、藪さんも一緒なんでしょ。何気に話しの展開。……。うん。分かった。…じゃね~~。」
そして通話は切れる。肇に、
「陽織ちゃんのお姉さんが来る。そして、その彼氏も。」

いきなりの声に肇、目をパチクリと、
「はっ…???」
そして肇、表情を変えて、
「あ、いや…。」
そして顔を傾げて、
「えっ…???…って…???…どういう事…???」

ルシア、
「ふん。」

「肇ちゃ~~ん。お代わり~~。」
奥のボックス席から。

肇、その声に、ニッコリと、
「は~~い。」

ルシア、
「ふふ~~ん。」





柚香、現在ベッドの中。時間は…。22時、30分。
…果たして、今夜は…。どうなる…???




翌朝。パッと目が覚めて。いきなりベッドから起き上がる柚香。
「わた…し…。」
いきなりスマホでササササッと。そして、ある電話番号に。
…けれども、5回。7回。10回。
柚香、
「…さすがに…。無理…だよね~~。ふん。」
発信中を切ろう…。

「だ~~れだよ。朝っぱらから、うるせぇな~~。あい。」
いきなり男性の声。

柚香、
「うわっ。」
そして、
「もしもし。もしもし。」

「あん…???…誰…???…その声…???…っと~~。」

柚香、スマホを耳に、
「もしもし。私、柚香です。汀。柚香。」

電話の相手は、亮輔である。

スマホの向こう、
「えっ???…柚香っ。」
すると、今度は目が覚めたのか、
「おぅおぅ。はいはい。…って、いきなり朝っぱらから、びっくりしたよ。」

柚香、スマホに、
「ごめ~~ん。だよね~~。私も、今、起きたばかりだから。」

「…で…???…何…???…どうしたの、こんな朝っぱらから。」
「私、昨夜、エンカント。行ったのかな…???…って、言うか、陽織が…。」

「あ、いや…。来なかった。」

その声に柚香、僅かにガッカリとしたような…。…けれども、
「あ。そっか~~。」
そして、ある事に気付く。
「あっ、そっか。うんうんうん。確かに。私…、頭、痛くないや。」

亮輔、
「ふん。…ってか。何、柚香さん、エンカントに行くの…???…昨夜、ルシアに聞いたけど…。」

「うん。」
柚香、
「この際、とにかく、何でも知っちゃおうって。」

その声に亮輔、
「へぇ~~~。ん…。まぁ~~。いいんじゃない。」

柚香、
「そっか~~。昨夜は…。」

「あぁ。陽織ちゃんは店には来なかった。…けど…。夕方、陽織ちゃんに。」

柚香、顔をコクリと、
「うん。なってたって。」

「勝巳から電話で…。」
「私。全然、記憶…、ないんだよね。」

「…だろうね~~。」
「うん。あ。朝から電話してごめんね。」

「あいや~~。全然。…大丈夫。うん。それじゃ。」

柚香、
「うん。ありがとね。」

通話は切れる。

ベッド上で亮輔、
「ふぅ~~~。」
そして頭をガックリと。
「電話で…、起こされた。…ってか~~。…それも…、女から…。」
そして首の後ろを右手でパン。
「はは。」
そして、
「…ってか、今、何時~~???」
今一度、スマホのデジタルを。
「はぁ~~あ…???…7時15分。」
その瞬間に頭を振る。
「何とまぁ…。…参ったね。」
そして…、そのままベッドに背中から、
「寝~~るわ~~。」




1日が過ぎ、そして2日が過ぎ…。
今まで…だと、3日程度で陽織がエンカントに。…けれども…。


ルシア、
「陽織ちゃん、来ないね~~。」

肇も、
「ですね~~。…お客さんも、待っているようですけど…。」

ルシア、口をへの字にして、
「まぁ…。これだけはね~~。」

グラスを磨きながらの肇、
「確かに。」








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