スマホの向こうから愛実の声、
「いやいやいや。マジで~~。…でさ。どんな感じだったの…???陽織になって…。」
思い切りの愛実の質問に柚香、
「はっ…???」
そして、
「いやいやいや、メグ~~。陽織になってたんだよ、私に、どんな感じなんて言ったって、私自身、私の意識、ないんだもん、分かる訳ないじゃ~~ん。」
そんな柚香の声に愛実、こちらも駅までの道、歩きながら、
「へっ…???…いやいやいや。だって、ユズの方から今、昨夜、陽織になってたって…、聞いたから…。どんな感じだったのって…、聞いたんだけど…。」
柚香、思わず、
「あっ。」
目をキョロキョロと…。そして、
「…ん…???」
スマホからの声、愛実、
「お~~い。どういう事~~???」
瞬間、柚香、
「あ…、あれ…???」
「あれ…???…じゃ、ないでしょ。あんたから言ってきたんだぞ、陽織になったって。…ん、だから、どうだったって、聞いただけなのに~~。…お~~い。」
柚香、頭の中で、
「…確かに。…私が陽織になってたの…。どうして…私…。」
瞬間、柚香、右目を瞑って、口を真一文字に、そして小声で、
「あっちゃ~~~。」
スマホに愛実の声、
「え~~~???…何か言った~~???」
車のクラクションと信号機の電子音が重なって柚香の声が聞こえない。
愛実の声、
「ユズ~~~???」
柚香、スマホを耳に、顔をしかめっ面にして、
「ん~~~~。」
そして…、
「確かに。そうだよね~~。どんな感じだったって…、そうなっちゃうか。」
「はっ…???」
交差点、信号は赤。その赤に向かってゆっくりと歩く。スマホに柚香、
「実は…。」
「うん。」
「陽織、真夜中に私から変わって、家から抜け出してた。」
その声に愛実、目を丸くして、
「マジで…???」
「うん。」
「…で…???…で…???…で…???」
「うん。それでね。夜中に私のベッドから抜け出して、家を出て。あるお店に行ってたらしい…。」
「うそ。…お店…???…何処…???…何処…???…何処のお店…???」
柚香、右左見て、横断歩道を渡る。
「うん。…それが…。飲み屋さん。」
「飲み屋さん…???」
「ほら。昨日電話したじゃん。エンカントって言う。」
「あ~~~。はいはいはい。うんうんうん。病院に行って…。」
「うん。」
「そのお店に行ってたんだって。」
愛実、2度程頷いて、
「へぇ~~。」
こちらも通りを歩いている。
「まっ。話は、長くなっちゃうけど…。うん。そこに、ほら、これも電話で話したけど。」
「うん。」
「精神科医の。」
「あ~~。はいはいはい。」
「その人も後で、そのお店に行ったんだって。」
「へぇ~~。」
既に駅前。
「あっと~~。駅に着いちゃったよ。ははは。」
そして、
「メグの声、あまり聞こえなくなるから、また後で。…と~~。ラインする~~。」
その声に愛実、スマホに、
「オッケィ~~。」
通話を切る。
柚香、思わず、
「ふぅ~~~。…さてと。」
その瞬間、
「おはよう~~。」
いきなり柚香、ビクン。後ろからのその声に、目をパチクリさせて後ろを振り向いて…。
目の前には真輝。
すぐさま柚香、フリーズ状態になって…。
「ビックリした~~~。はははは。おはよ。」
真輝、ニッコリと、「おはよ。」
そして、
「大丈夫~~???…眠れた~~???…って言うか…、あれから…。…ん…???…4時間…???」
そして真輝、肩を落としたような顔で、
「いやいやいや。昨夜は…、大変だったよね~~。」
そんな真輝に柚香、丁寧にお辞儀をして、
「ごめんなさ~~い。」
「あはははは。いやいや。僕に謝らなくても…。」
共に改札を抜けて…。
真輝、歩きながら柚香に…。
「…で…、眠れた…???」
その声に柚香、完璧に困ったような声で、
「…やっぱ…、それ言う…???」
余りにも困ったような柚香の声に真輝、こちらも困ったような声で…。
…そして、可笑しがりながら…、
「…と、言う事は…。くくくく。」
柚香、思わず口を尖らせて、
「だ~~って、仕方ないじゃ~~ん。」
そして溜息突いて、
「…まぁ…。何とか…。あの後…、寝た…、と、言うか…。」
そして、
「…あ~~ん、もぅ~~。…なんだか、頭の中が…あぁだの、こぅだの…で。」
頭を振り振り。
その声に真輝、前を向いて、
「だ~~よね~~。」
柚香、そんな真輝を、僅かに右斜め前に見て、
「…って言うか、真輝君だって…。夜中に…。」
その声に真輝、左斜め後ろを…。
「ふん…???…あ。は。…かかかか、バレた…???」
瞬間、柚香、ニッコリと、
「うん。」
「まっ。…でも~~。…はは。」
真輝、何かしら…、嬉しいと言う感じも…。また前を向いて、
「なんだか…、眠れなかった。…と。言うか~~。…あれから帰って…。」
そこまで言って…。僅かに一拍置いたような感じで…、
「うん。…とにかく、ベッドには…、入ったよ。」
スマホの向こうから愛実の声、
「いやいやいや。マジで~~。…でさ。どんな感じだったの…???陽織になって…。」
思い切りの愛実の質問に柚香、
「はっ…???」
そして、
「いやいやいや、メグ~~。陽織になってたんだよ、私に、どんな感じなんて言ったって、私自身、私の意識、ないんだもん、分かる訳ないじゃ~~ん。」
そんな柚香の声に愛実、こちらも駅までの道、歩きながら、
「へっ…???…いやいやいや。だって、ユズの方から今、昨夜、陽織になってたって…、聞いたから…。どんな感じだったのって…、聞いたんだけど…。」
柚香、思わず、
「あっ。」
目をキョロキョロと…。そして、
「…ん…???」
スマホからの声、愛実、
「お~~い。どういう事~~???」
瞬間、柚香、
「あ…、あれ…???」
「あれ…???…じゃ、ないでしょ。あんたから言ってきたんだぞ、陽織になったって。…ん、だから、どうだったって、聞いただけなのに~~。…お~~い。」
柚香、頭の中で、
「…確かに。…私が陽織になってたの…。どうして…私…。」
瞬間、柚香、右目を瞑って、口を真一文字に、そして小声で、
「あっちゃ~~~。」
スマホに愛実の声、
「え~~~???…何か言った~~???」
車のクラクションと信号機の電子音が重なって柚香の声が聞こえない。
愛実の声、
「ユズ~~~???」
柚香、スマホを耳に、顔をしかめっ面にして、
「ん~~~~。」
そして…、
「確かに。そうだよね~~。どんな感じだったって…、そうなっちゃうか。」
「はっ…???」
交差点、信号は赤。その赤に向かってゆっくりと歩く。スマホに柚香、
「実は…。」
「うん。」
「陽織、真夜中に私から変わって、家から抜け出してた。」
その声に愛実、目を丸くして、
「マジで…???」
「うん。」
「…で…???…で…???…で…???」
「うん。それでね。夜中に私のベッドから抜け出して、家を出て。あるお店に行ってたらしい…。」
「うそ。…お店…???…何処…???…何処…???…何処のお店…???」
柚香、右左見て、横断歩道を渡る。
「うん。…それが…。飲み屋さん。」
「飲み屋さん…???」
「ほら。昨日電話したじゃん。エンカントって言う。」
「あ~~~。はいはいはい。うんうんうん。病院に行って…。」
「うん。」
「そのお店に行ってたんだって。」
愛実、2度程頷いて、
「へぇ~~。」
こちらも通りを歩いている。
「まっ。話は、長くなっちゃうけど…。うん。そこに、ほら、これも電話で話したけど。」
「うん。」
「精神科医の。」
「あ~~。はいはいはい。」
「その人も後で、そのお店に行ったんだって。」
「へぇ~~。」
既に駅前。
「あっと~~。駅に着いちゃったよ。ははは。」
そして、
「メグの声、あまり聞こえなくなるから、また後で。…と~~。ラインする~~。」
その声に愛実、スマホに、
「オッケィ~~。」
通話を切る。
柚香、思わず、
「ふぅ~~~。…さてと。」
その瞬間、
「おはよう~~。」
いきなり柚香、ビクン。後ろからのその声に、目をパチクリさせて後ろを振り向いて…。
目の前には真輝。
すぐさま柚香、フリーズ状態になって…。
「ビックリした~~~。はははは。おはよ。」
真輝、ニッコリと、「おはよ。」
そして、
「大丈夫~~???…眠れた~~???…って言うか…、あれから…。…ん…???…4時間…???」
そして真輝、肩を落としたような顔で、
「いやいやいや。昨夜は…、大変だったよね~~。」
そんな真輝に柚香、丁寧にお辞儀をして、
「ごめんなさ~~い。」
「あはははは。いやいや。僕に謝らなくても…。」
共に改札を抜けて…。
真輝、歩きながら柚香に…。
「…で…、眠れた…???」
その声に柚香、完璧に困ったような声で、
「…やっぱ…、それ言う…???」
余りにも困ったような柚香の声に真輝、こちらも困ったような声で…。
…そして、可笑しがりながら…、
「…と、言う事は…。くくくく。」
柚香、思わず口を尖らせて、
「だ~~って、仕方ないじゃ~~ん。」
そして溜息突いて、
「…まぁ…。何とか…。あの後…、寝た…、と、言うか…。」
そして、
「…あ~~ん、もぅ~~。…なんだか、頭の中が…あぁだの、こぅだの…で。」
頭を振り振り。
その声に真輝、前を向いて、
「だ~~よね~~。」
柚香、そんな真輝を、僅かに右斜め前に見て、
「…って言うか、真輝君だって…。夜中に…。」
その声に真輝、左斜め後ろを…。
「ふん…???…あ。は。…かかかか、バレた…???」
瞬間、柚香、ニッコリと、
「うん。」
「まっ。…でも~~。…はは。」
真輝、何かしら…、嬉しいと言う感じも…。また前を向いて、
「なんだか…、眠れなかった。…と。言うか~~。…あれから帰って…。」
そこまで言って…。僅かに一拍置いたような感じで…、
「うん。…とにかく、ベッドには…、入ったよ。」

LIBRA~リブラ~ vol,077. 「…でさ。どんな感じだったの…???陽織になって…。」
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※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。
