真輝、帰りの電車に乗りながら、
「…病院って、一体…???」
藪岡、空を見ながら、
「ん〜〜。陽織ちゃん、どんな子…って…。」
考えながらも…。
亮輔も、
「ふ〜〜〜ん。」
すると藪岡、
「あっ。柚香さん。さっき、あなた…。昨日の午後、男の人と…。」
柚香、
「あ〜〜。はい。」
「まっ。確かに。…少ない時間…だったの…。かも…。…知れないけど…。さっき…。何か…。私は柚香じゃない。陽織だ。って…。…その時って…。」
その声に柚香、
「あ〜〜。はい。昨日…。」
藪岡、
「うん。」
柚香、藪岡に、
「あの…。実は、昨日…、その時って…。」
僅かに顔を赤らめて…。
逆に阿須賀が、
「アハ。彼氏〜〜。」
亮輔、
「阿須賀〜〜。」
いきなり柚香、体を縮こませる。
そんな阿須賀に藪岡、
「阿須賀ちゃん。」
僅かに顔を下に向いている柚香。
阿須賀、すぐさま、顔の前に両手を合わせて、
「ご、ごめんなさい。」
亮輔、途端に、
「阿須賀〜〜。おま…。ふざけてる場合か〜〜。悪ふざけにもほどほどにしろ〜〜。今、柚香さん、どんな気持ちで〜〜。」
そんな亮輔に阿須賀、口を尖らせて、
「ごめ〜〜ん。」
柚香、チラリと阿須賀を見て…。けれども、何かしら可愛い阿須賀を見て、僅かに微笑んで…。
「病院で…、知り合ったんです。」
藪岡、
「病院で…。」
「はい。」
「私…、交通事故で…2か月ほど…入院してて。」
亮輔、
「あっ。そう言えば、陽織ちゃんも…。」
藪岡、
「あ〜〜。うんうんうん。」
柚香、半ば…、緊張した感じで…。
「…そ…、そこで…。」
また僅かに体を小さな感じにして、
「知り合った…ん、ですけど…。…でも…、私が先に、退院して、そして…その人が…次に…。…いつかは…知らないんですけど…。…で…。…偶然にも、その人と…、大学が…、同じで…。」
いきなり亮輔、
「同じっ!!!…大学が…???…うそ。」
そして阿須賀を見て…。
阿須賀も目を真ん丸に、そして亮輔を見て、
「うそ。同じって…、慶稜…???」
柚香、ふたりを見て、
「あ、はい。」
亮輔、途端に、
「うわぁ〜〜〜。」
そして、
「…って…。…んん。まぁ…。な。」
阿須賀も、
「うんうんうん。」
藪岡、ニッコリと、
「へぇ〜〜〜。なんとも…、偶然だね〜〜。その人も…、柚香さんや亮輔、そして阿須賀ちゃんと同じ大学…。うんうんうん。…で…???」
亮輔、顔を傾げて、
「な〜〜んか、気になるな〜〜。同じ大学ってなると〜〜。因みに…。」
亮輔、柚香に顔の前で両手を合わせて…。
「今、その人、何年…生…???」
柚香、
「3年…、ですけど…。」
途端に亮輔、
「うそ。俺と同じじゃん。3年。」
柚香、途端に、
「あっ。」
亮輔、
「俺、3年。…で、機械工学部。」
その声に思わず柚香、体をヒョイと、
「うそ。」
亮輔、右手をヒラヒラとさせながら、
「いやいやいや。うそって…。俺、君に言ったじゃん。3年の機械工学部だって。」
柚香、思わず目をキョロキョロと、
「あ、あ〜〜〜。」
そして、
「ん〜〜〜。」
そして、申し訳なさそうに…。
「多…分…。聞いていたと思うんですが…。いきなりの事…だったんで…。」
途端に亮輔、可笑しがりながら、
「かかかか。なるほど…。右から左に、スルーね。」
阿須賀、
「何々。んじゃ亮輔と、その…、彼氏さん…。同期…???」
藪岡、ニコリと、
「やれやれ…。」
けれども亮輔、考えながら…。そして顔を傾げて…。
「…ん〜〜???…最近…まで…、俺と同じ、3年で…、機械工…。…で…、入院…。ん〜〜〜???」
数秒…。
いきなり、左手の平に右拳をパン。
「いたっ!!!はいはいはいはい。いつもひとりでいる奴〜〜。…ってか、たま〜〜に、友達とも一緒に。まっ。…でも、俺とは…、話し…、した事…、ないかな…。はは。」
思わず笑いながら亮輔。
「俺、遊び人、あいつ、特待生。とにかく凄ぇや。頭、良い〜〜。」
そして、柚香を見て、
「うんうんうん。俺の同期、勝巳真輝。」
柚香、思いっ切り顔を赤らめて、
「うそ。」
亮輔、
「ははは。な〜〜るほどね〜〜。まっ、確かに…、以前、入院してたらしくって、大学…来なかったらしいけど…。そぅいう事か〜〜。あいつと、病院で一緒に。」
柚香、途端に、
「えぇ…。あ、はい。」
「かかか。うん。でも…、いいやつ。じゃ…、ないかな〜〜。真面目だし。」
藪岡、
「へぇ〜〜〜。じゃ。」
柚香を見て、
「その人と…。…昨日。」
柚香、
「あ。…はい。入院していた時に知り合って…。そして…、大学に復帰した後に。偶然、また…会って。それから…。」
そして柚香、僅かに顔を傾げて、
「まっ。何て言うか…。…私から、ライン…。」
瞬間、阿須賀、柚香に、
「イェ〜〜イ。や〜〜るじゃん、柚香さん。はは。」
ニッコリと。
そんな阿須賀を見て柚香も思わずニッコリと。
「ありがとう。阿須賀さんの顏見てたら、何だか、話ししたくなって。」
その声に阿須賀、目を真ん丸に、
「え〜〜〜〜!!!…う〜〜れしぃ〜〜。かかかか。」

LIBRA~リブラ~ vol,058. 藪岡、「…昨日の午後、男の人と…。」
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