「…なんなんですか、あなたたち…???」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 目の前の男性と女性を見て柚香、口を尖らせて、
怪しげに見つめるような感じで…。

亮輔、
「……とは、言っても…。さすがに…。…びっくりするよね。…いきなり目の前に俺たちが現れたら…。はは。」

阿須賀も、
「うんうんうん。…でも、ほんと。陽織ちゃんそっくり。…まま、確かに、双子っては、言ってたけど…。」

また柚香、その声に、顔を傾げて、
「えっ…???」

「ん~~。…と言うか~~。気になってさ。」
亮輔。

柚香、また怪しげな顔で男性に、
「はっ…???…なんなんですか、あなたたち…???」

亮輔、目の前の女性を見て、口を尖らせながら、
「ふん。」

阿須賀はニッコリと…。

「ふふん。…実は~~。俺たち。」
亮輔、阿須賀をチラリと見て、
「君の…、妹の陽織ちゃん、知ってるんだ。」

瞬間、柚香、目を真ん丸にして、
「えっ!!!」

「…で…。彼女、陽織ちゃんも俺たちの事、知ってる。」

途端に柚香、目を真ん丸にしたままで、
「うそ。」

亮輔、とぼけたような顔で僅かに傾げて、
「ふん。…つまりは…、陽織ちゃん。ある、お店に来てるんだよね。」

間髪入れずに柚香、
「お店…???」

「うん。夜からやってる店。そして、朝までだけどね~~。」

増々目を丸くして驚く柚香、
「うそ。」

「なんだけど~~。ただ、毎日って言う訳でも…ない…らしい…。…何日に…一度って感じかな…。…現に昨日行った時にはいなかったし…。」

柚香、僅かに顔を下に…、そして口を尖らせたように、
「あのぉ~~。」

亮輔、そんな女性を見て、
「うん…???」
笑顔で…。

「私の…妹が…、陽織って…、どうやって…???」

その声に亮輔、
「んふ…???…ふん。本人から聞いた~~。」

「本人から…、聞いたって…???…どうやって…???」

いきなり亮輔、
「ん~~~。これ、話すと…、ちょっと…長くなるんだけど…。…まぁ~~。そういう…機会が…、あったと…。」

「そういう…機会…???」

「ふん。つまりね~~。」
阿須賀、
「丁度その時、精神科医のお医者さんもいたんだけど~~。その人が陽織ちゃんに、いろいろ聞いてたんだ~~。」

柚香、女性の話に、またまた顔を歪めて、
「精神科医…。お医者さん。」

亮輔、
「…って言うか~~。まっ。俺の母親の弟なんだけど…。新宿の病院で精神科医、やってる~~。…で~、心理療法士であって、カウンセラーでもある。」

柚香、
「凄っ。」

「まっ。その店でね、陽織ちゃん、知って。…で、大学で君を見つけて、うそ。似てる。…って思ってね~~。…いやいやいや。俺だって。半信半疑でさ。…だって、店で見掛けた子が、大学にもいるから…。…って言うか、あんまり見なかったけど…。」

阿須賀も頷いて、
「うんうんうん。」

途端に柚香、
「あ、あ~~。」

「…で、ちょっと…、気になってさ。」

また柚香、
「あ、あ~~。」
そして柚香、頭の中で、
「…この人たち…、陽織を知っているって…???…何が…???」

亮輔、柚香を見て、
「…でもさ…。彼女の話では…。…あ、いや。そこの店のオーナーの話だと…、陽織ちゃん、深夜、0時から3時頃までしか…、店には出ていない。…みたい…なんだよね~~。」

「…0時から3時…。」
柚香、キョトンとした顔で…。

亮輔、その声に両眉を上に、そして口を尖らせて、
「ふん。0時から3時。たったの…。」
柚香に指3本出して、
「3時間。」
そして、
「で~~。変な話…。その3時間しか、記憶がないって…。」
阿須賀を見て、そして柚香を見て、
「どう考えても…。可笑しいよね。…ってか…。辻褄が合わない。」

柚香、まだ目の前のふたりの認識が分からない風な顔で…、困ったような顔もあり、
「あ、あのぉ~~。あなたがたは…???」

その声に亮輔、
「ふん…???」
柚香を見て、そして、阿須賀を見て…。
「ふん。…まっ。」
顔を傾げて…、
「何て言ぅかぁ~~。」
目をキョロキョロとさせて…。
「つまりは~~。…君たちが…、気になる。」

柚香、今度は右目を歪めて、
「気になる…。」

阿須賀、
「陽織ちゃん。柚香さんとは、一緒の体…、なんだって~~。その精神科医が言うには~~。」

柚香、いきなり、
「えっ…???」

亮輔、
「解離性同一性障害。」

いきなり柚香、目をパチクリと、男性の声に、
「えっ…???」

「ひとりの人間の体に、もうひとり別の人格の意識が占領する。」

いきなり柚香、今まで前を向いていた顔が、僅かに下を向くように…。そして、
「あ、あ~~~。」

そんな柚香を見て亮輔と阿須賀、
「あっ。…大丈夫…???」

柚香、小さな声で、
「え、えぇ~~~。」

柚香、まさか、昨日から引き続き今日も、「解離性同一性障害」と言う言葉目にし、
耳にする事になるとは夢にも思わなかった。

そして…、小さな声で…、
「解離性同一性障害…。」
すると柚香、
「あ、あの…。」
そして、今度は小さな声で、
「詳しく…、話し…、聞かせてもらえませんか…???」








LIBRA~リブラ~   vol,052.   「…なんなんですか、あなたたち…???」

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