陽織、アプローチを…。真輝もそれに続く。 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 真輝、陽織と共に、家に向かう。…そして…。表札の、「汀」

陽織、
「ここだけど…。」

真輝、思わず鼓動が高鳴る。

陽織、アプローチを…。真輝もそれに続く。

そして玄関を…。
「ただいま~~。」

真輝も玄関に、
「お邪魔しま~~す。」


廊下から幸乃。
「あら、早かったのね~~。」

その声に陽織、
「あ、うん。ははは。」

幸乃、柚香の隣にいる男性を見て、顔を傾げてキョトンとして、
「あら…。…お友達…???」

陽織、
「あ、はは。う…うん。」

真輝、目の前の老人に、ペコリとお辞儀をして、
「初めまして。勝巳真輝と言います。柚香さんとは病院で…。」

その声に幸乃、途端に顔を朗らかにさせて、
「あら、そう~~。へぇ~~。はは。おばあちゃん、全然気づかなかったけど…。」

「入院中に病院で何度か…。」

幸乃、ニコニコとしながら、
「そぅ~~だったんですか~~。」
そして柚香を見て、
「この子ったら、何も言わないから~~。」

陽織、話しを聞きながら、顔を傾げて微笑む程度。そして、頭の中で、
「…入院中に病院で何度か…???…全然分かんない。さっき初めて会ったのに…。」

そして幸乃、柚香に、
「こんなカッコいい人、いるんじゃない。」

その声に陽織、思わず目をパチクリと、
「おばあちゃん。」

幸乃、ニコニコと、
「ははは。ささ。まぁどうぞ。どうぞ、どうぞ。」

真輝も笑顔で、コクリと、
「失礼しま~~す。」

こういう場合は、どうすればいいのか…。分からず陽織、とにかく茶の間に。
畳の上に絨毯。そして一枚板のテーブル。

幸乃、
「ごめんなさいね~~。散らかってて。」

真輝、
「いえいえ。」

「どうぞ。好きなところに座って…。」
幸乃、柚香を見て、可笑しがりながら、
「ふふ。柚香~~。あなたも…、何してるの。あなたのお友達でしょ。そんな…、他人行儀な~~。」

その声に陽織、
「あ。はは。はははは。うんうん。そうだね…。」
陽織、確かに、自分の家である事には違いがないが…。
まず、日中にこういう雰囲気は長い眠りから目が覚めての初めての経験。

真輝と目を交わして、ふたり、共に絨毯に腰を…。

そして陽織、その場に座って、脚を崩して初めて部屋中を…。

すると台所から幸乃が…、お盆にいろいろと…。そしてふたりを見て、
「はいはい。はは。何もありませんけどね~~。どうぞ~~。」

真輝、目の前の老婆にニッコリと、
「ありがとうございます。」

部屋中をあちらこちらと見ている柚香に幸乃、
「な~~に、あちこち見てるの~~。はははは。変な子だね~~。」
そう言いながら笑顔で、そして顔を僅かに傾げて。

陽織、その声に、
「あっ。」
そして真輝を見る。

真輝も口を尖らせたままでニッコリと…。

幸乃、
「お茶の方がいいかなと思ったけど…。取り敢えず、ジュースで…。大学生なら、ビールも…、大丈夫なんでしょ…???」

真輝、その声に、照れながらも、
「あははははは。あ、はい。」

幸乃、ニッコリと、
「そぅ~~。」
そして、
「あっ。いけない。」
すると幸乃、座ったままで、少しだけ後ろに…。そして真輝に丁寧に頭を下げて、
「汀、幸乃、と、申します。柚香の祖母で…。今後共に、柚香の事。」
そして頭を上げて笑顔で…。

真輝、いきなりの姿に、
「やややや。」
自分も同じように座ったままで僅かに後ろに。
そして目の前の老婆と同じように上体を屈めて頭を下げて、
「いやいやいや。こちらこそ…。」

その景色に陽織、口を尖らせて顔を傾げて、
「何してんの…???」

その声に幸乃、
「これ、柚香~~。」
そして右手をチョコンと…。そして幸乃、真輝に、ニコニコと、
「ごめんなさいね~~。礼儀がなってなくって~~。」

真輝、思わず右手を、
「いえいえ。」

幸乃、
「勝巳さんも…、世田谷長篠観音総合病院…。」

「あ、えぇ~~。はい。」

幸乃、柚香を見て、
「この子もね~~。長篠観音総合病院で…。…最初は、事故で…。」

瞬間、陽織、思わず幸乃を見て…。頭の中で、
「…事故…。」

真輝、
「えぇ。お話、伺ってます。」

陽織、真輝を見て、また、頭の中で、
「…なんで、あんたも知ってる…???」
そこまで思って、
「…あっ、そっか、何度かお姉ちゃんと会ってんだっけ…。」

幸乃、
「もぅ~~。気が気じゃなくって~~。私には、この子だけですから~~。」

その瞬間、陽織、目をパチクリとさせて、頭の中で、
「…へっ…???」
そして、僅かに両眉の先を吊り上げて、
「…私には、この子だけ…???」

真輝も目をパチクリと…。
「あっ。えっ…???…私には、この子だけ…と、仰いますと…。柚香さん…。」

幸乃、僅かに顔を傾げて…。

真輝、
「あっ、いえ…。柚香さんからはあまり、家族の事は…。とにかく、大学の話やお互いの趣味や将来の事…。」

幸乃、ニッコリと、
「あ~~。え~~え~~。」
そして幸乃、柚香を見て、
「この子は~~。実は…、双子なんですよ~~。」

真輝、

「双子…。」








LIBRA~リブラ~   vol,039.  陽織、アプローチを…。真輝もそれに続く。

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