「何か、新しい情報…???」目を爛々とさせての輪湖。 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ  「学歴は全てトップクラスと聞いている。しかも、大学は主席との事。」
鳩崎、自分の椅子に腰を下ろし両手を机の上に。

海江田、その話を聞いて、
「へぇ~~、凄いですね~~。」

その声に鳩崎、
「かかかか。何を仰る、そういう君も、しっかりと一流大学を主席で卒業、しかも、鳴り物入りで扶桑に入社。それに、僅か1年で、海外支社に赴任。私ゃ、あの時、ショックだったね~~。どうして本社のここに留まらせて置かない。時代が動き出すかも知れないというのに…。と…。」

「かかかかか。」
いきなり海江田、
「部長、鳩崎部長、買い被り過ぎですって~~。かかかか。」
海江田、頭の後ろを撫でながら…。
「僕なんか…。とんでもない。」

鳩崎、
「いやいやいや。買い被り…???…それこそとんでもない。その証拠に、確かに、最初の1年は…、環境に慣れるのに…。けれども…、2、3年目辺りからは…、本領発揮。文化も、生活様式も異なる異国の地で、よくぞやってくれたと、本社では大絶賛。」

ソファーに座りながら海江田、
「まぁ…。確かに、あの頃、初めてのアメリカ、シカゴ、何をどうすればいいのか…、私自身、躍起になってましたから…。幾ら社長命令と言えど…、何で俺が、こんなアメリカまで、しかも、シカゴ。春と秋は短く、冬が長過ぎる。」

そんな海江田に鳩崎、
「かかかか。確かに。」
笑いながら、
「君は確か、九州の宮崎出身。南国育ち。」

「えぇ~~。とにかく、最初の冬の物凄い厳しい事。堪ったもんじゃありませんでしたからね~~。」
「…けど…、そんな厳しい環境下で…、日本に帰ってくる…。」

間髪入れずに、海江田、
「ま~~さか~~。まっ、確かに、環境から、生活、そして気候も加わって、今までにない経験でしたけど…。一応、こう見えて、何とか根性の方は…。」

「柔道の方かね…。それも…、中学から…。かかかか。」

「まっ、その根性と、精神で、何とか…。しかも…、とにかく…、仕事ですから…。」
そこまで話して海江田、
「…って、部長、何の話ですか…???」

鳩崎、
「…ん…???…あぁ~~。話しが急に逸れてしまった。財務の選の話をしていたんだが…。」

「彼女が…???」
「とにかく。彼女、選葉子。履歴書を見た時点で、即、OKが出たらしい。」

「へぇ~~。」
「小中高、大学と…、いずれも名門…。逆に、扶桑の方が、何故、百貨店に…???…と、驚いた有様。しかも…、家族構成も、これも驚き。」

海江田、そんな話に、
「へぇ~~。」

「…と、まぁ…、私が知っているのは…ここまで…なんだなぁ~~。なんせ、部署が違うもんで…。ただ…。」
「ただ…。…???」

「当然…なんだが…、仕事は…出来る。僅か1週間でその話が課長クラス、部長クラスまで耳に入ったくらいだ。」
そして鳩崎、一拍置いて、机に両肘を立てて、合わせた両手両指先を軽くトントンと。
「今や、財務企画には、なくてはならない存在になっている。」

「ほぅ~~。」
海江田、そんな風に…、1度は思ったが…。すぐさま…、
「えっ…???…ちょっと…。」

すぐさま、鳩崎、
「う~~ん…???」

「確か、彼女…。」
「あぁ~~。」

「それと…、もうひとり…。」
「もぅ…ひとり…???」

「確か…、たてしろ…。」
「あぁ~~。うんうんうん。彼女、館城輪湖。」

海江田、目をパチクリとさせて、
「…で、その…、選…、葉子さん。」

「あぁ。」
「彼女たち、見るからに…。まっ、こんな事を言うと語弊に値するかも…、知れませんけど…。」

そんな海江田に鳩崎、
「いやいや。どうぞ。」
そう言って右手を差し伸べて。

「彼女たち、どう見ても、事務系と言うより、いっそ、現場で…、お客様相手の方が…。」

瞬間、鳩崎、右手指をトンと机に打って、
「そぅ。その通り。誰の目にも、彼女たちの場合…、そうなっちまうよな~~。」



その頃、財務企画部では午後からの仕事を…。
財務部長の陣屋は別ブースで取引先との商談を…。
課長の蔵井氏たち社員の数名はテーブルの様々な書類やら資料で今後の打ち合わせ。

手際よくパソコンのキーボードを打ち、
そして電卓のキーを指先で打ちながら…の、葉子。

向かいでは輪湖が電話中である。





そして、午後の休憩時間。

休憩ブースでコーヒーを飲んでいた葉子と輪湖に、尚子、片手にスマホを持ち、
「ジャジャ~~ン。」

目をパチクリの葉子。

「えへぇ~~。凄~~い、何々、今度は何~~???」
輪湖。

尚子、
「へっへへへへへ~~。気になる~~???」
口を真一文字に尚子。

「当ったり前じゃな~~い。何々…???また何か、新しい情報…???」
目を爛々とさせての輪湖。葉子を見て…。






こんな私です。~選葉子(すぐりようこ)~   vol,018.   「何か、新しい情報…???」目を爛々とさせての輪湖。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※



《PR》
庄司紗千 きっと大丈夫

※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。

アメーバ