「はい、私~~、恵津子~~。」
恵津子、スマホを耳に。
それと同時に穂成美のスマホにラインの着信音。穂成美、
「わお、瑛子。」
スマホで恵津子、
「ふんふんふん。へぇ~~。良かったじゃな~~い。」
そして恵津子、穂成美を見て…。
穂成美、スマホの画面を見て、
「わぁ。や~~った~~。ナイス、瑛子~~。」
薫子、そんな穂成美を見て、
「ん~~~???」
恵津子、スマホ越しに、
「ふふ。瑛子さんからも、穂成美にライン…来たようよ。」
電話の相手は湊千穂(みなとちほ)。湊瑛子の母親からである。
穂成美、薫子に、
「瑛子、彼と付き合う事になったって…。や~~り~~。素敵なお店、紹介してくれてありがとう。だ~~って。」
その声に薫子、
「へぇ~~。良かった~~。うんうん。」
恵津子、
「うんうんうん。わざわざありがとう。うん。じぁあ、また。」
通話を切る。そして穂成美に、
「良かったじゃな~~い。瑛子さん、澤田さんとお付き合い。」
穂成美、
「えぇ…。」
「なにかしら…、モデルみたいな男性って…。凄いわよね~~。」
薫子、
「へぇ~~~。」
「うんうん。物凄いかっこいいの。」
そして穂成美、椅子に背中を…。
「あ~~~。良かった~~~。」
両腕を天井に向けて。
薫子、そんな穂成美に、
「ふふ。さぁ~~。今度は穂成美ちゃんの番よ~~。健匠君、どうなの…???」
恵津子もその声に、頷いて、
「うん。うんうんうん。」
途端に穂成美、
「へっ…???私っ???」
薫子、
「うん。お店から聞いたんだけど…。まんざらでもなかったようよ~~。」
穂成美、
「へっ…???」
そして右手を顔の前で左右に、
「いやいやいや。…そんな…。」
そして、顔を赤らめて…。
そんな穂成美をジ~~っと見る薫子と恵津子。
恵津子、
「ん~~~???」
穂成美、ふたりに見つめられて…、
「……。」
薫子、
「ふふん。」
穂成美、顔を赤らめながらも、目を右左に…。そして、
「あ~~ん、もぅ~~。」
恵津子、
「ふんふん。」
口をぐんにゃりと穂成美、
「あの…ねぇ~~。」
薫子、
「おっと~~。」
穂成美、
「実は~~。」
恵津子、
「うん。」
「あの…お店…。エトランゼ…???」
薫子、
「ふん。」
「いろいろと、話しをしている内に~~。瑛子がねぇ~~。私が…健匠の事…、好きなんでしょう…って、喋っちゃったのよ~~。」
その話に薫子、
「わ~~お。ダイレクト~~。」
恵津子、思わず両手親指を立てて、
「イェ~~イ。」
けれども薫子、
「あっ。でも。でもでも、穂成美ちゃん。…なんで、その…瑛子さんって、穂成美ちゃんが健匠君の事、好きって…知ってんの…???」
恵津子、
「あっ。」
その声に穂成美、唇を尖らせて、
「うん。そう…なんだよね~~。瑛子…、なんでか…、私と健匠のやり取り見てて、聞いてて、なんとなく、そんな風に思ったみたい。」
薫子、
「へぇ~~~。」
恵津子、
「ほほぅ~~~。」
「…で、瑛子の相手の澤田さん…???その人なんて…、お似合いですよ。…なんて言ってくれて…。」
にやけながら穂成美。
薫子と恵津子、腕組みして、
「へぇ~~~。」
にこにこと。
けれども穂成美、
「で~~もさ。あの鈍感。それほど関心…持ってないようで…。」
薫子、
「あら…。」
恵津子も同時に、
「あらららら。こんな可愛い子を…。」
薫子、
「まっ。でも…、健匠君に…、穂成美ちゃんが自分の事を好いてくれている。…って、事は…分かったんだ。」
その声に恵津子、
「うんうんうん。」
穂成美、
「…だと、思うんだけど~~。」
そして穂成美、腕組みをして、
「あいつ…、誰か、好きな女性…いるのかな~???」
恵津子、
「え~~へ~~???」
薫子、
「それなりに…訊いてみようか。…それくらいなら…、私…気軽に訊けると…思うけど…。」
恵津子も、
「だ~~ね~~。」
そして、
「おっと、いけない。私…出なくっちゃ。時間、時間。」
薫子、腕時計を見て、
「あっ、そうですね。」
瞬間、恵津子、
「あっ。そういえば…、薫子ちゃん。あなたも、あれから…どうなの…???」
その声に薫子、
「へっ…???私…???」
穂成美、キョトンと薫子を見て、そして恵津子を見て、
「…???…何…が…???」

薫子と茉祐子~その愛~ vol.113. 穂成美、スマホの画面を見て…。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
《PR》
庄司紗千 つつじヶ丘の坂道で…。
※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。
