多喜と凛久、総務部を出て…。
多喜、
「どぉ…???…あそこが鳳出版の総務部。…かかかかか。静かでしょ。」
凛久、
「初めて入りました。いやいや…。それにしても…。」
多喜、
「うん…???」
「古野上総務部長…。かぁ~~。」
そんな凛久を見て多喜、
「何…???」
凛久、何かしら笑顔で、
「最近の…僕の周り…、不思議に、奇麗な人…ばっかりなんですよね~~。」
その声に多喜、
「ぷっ。えぇ~~え~~???」
凛久、
「いやいやいや。だって、ここに来て、最初に…編集長に、羽田さん。それに編集部の女性たち。それから…化粧品会社のエクレール。宇治川本部長に、相良チーフ。…それから…、成宮先生。そして、今、お会いした古野上総務部長。」
その声にキョトンと多喜、
「まぁ~~。私も入ってるのぉ~~。何とまぁ…。光栄…。ははははは。」
そして、
「うん。まぁ…。古野上部長…。奇麗だよね~~。女優で言えば、とよた真帆~~。」
その声に凛久、
「えっ…???」
頭を傾げて…、
「ちょっと…、僕…、知らないかも…。」
多喜、エレベーターに乗りながら、
「うそ…。」
「すみません。」
多喜にコクリと頭を下げての凛久。
多喜、
「まっ、いいけど…。かかかか。」
そして多喜、腕組みして、
「ふん。ねっ。古野上部長、あれだけの容姿なのに…、他に素敵な殿方…、知らないはずは…ない。…とぉ~~、私は思うんだけ…ど~~。ん~~。」
そして多喜、エレベーターを出て、カツカツと廊下を歩きながら、
「ハイ、仕事、仕事~~。」
凛久、
「はい。」
「まっ、何かあったら、いつでも、連絡ねぇ~~。」
そして編集部のドアで立ち止まり、
「あの…さぁ~~。」
多喜の隣で凛久も立ち止まり、
「もしか…して…、この件、私以外に…誰か…???」
凛久、その声に、
「えぇ…。羽田さん。知ってますけど…。…で…、羽田さんにも、元木さんの事…、何か分かったら、お願いしますって…。」
多喜、その話に、
「ふん。そっか。侑里…っか。うんうんうん。うん。良いんじゃない…。まっ、霧島君とコンビ組んでもらって、正解…かもね。侑里も、あれで、面倒見…いいから。」
凛久、
「えぇ…。」
「それに、奇麗だし~~。…とは言え、侑里、あれで2児のママだからね~~。かかかか。」
「分~~かってますよ~~。はいはい。」
「…って、言うか…さぁ…。霧島君って、誰か…好きな女性…いないの…???」
途端に凛久、
「はぁ~~あ~~???」
そして、
「編集長も~~。勘弁してくださいよ~~。俺…。いえ、僕は…、まだ…、仕事で良いです~~。」
「あらららら。」
そう言いながら、
「…な~~んて言っている人が~~。目の前にそういう人が現れたら、コロリっと、行っちゃうんだけどね~~。」
凛久、その話に顔をグシャリと。
「はいはい。」
ドアを開けて多喜、
「とにかく、何かしら、アクションあったら、いつでもいいよ。」
凛久、
「分かりました。」
凛久、自分のデスクに就いて…。
侑里、
「ねね、霧島君…???」
侑里に凛久、
「えぇ…。編集長と…、総務に…。」
そんな凛久の声に侑里、
「へぇ~~。ほぅほぅほぅ。」
キョトンとして…。
「…って言うか…、どういう成り行きで…???」
凛久、
「ふん。まっ、さすがは編集長、いろんなところに、アンテナ…張り巡らせているって感じ。」
「じゃ、元木さんの事…???」
「ふん。自然の流れで…。」
「へぇ~~。…で、総務…???」
「えぇ…。」
「な~~るほどね~~。」
そして侑里、
「まっ、私のところは…今は…。」
少し顔をクシャリとさせて…。
「なんとも…空振り~~。…まっ、そのうち…、なんとか…。」
凛久、
「お願いします。」
パソコンに向かって侑里、
「あ~~い。」
凛久、チョコンと頭を傾げて…。
頭の中で、
「…けど…。どうする、この電話番号…。参った~~。」
メモに書き記した電話番号。
それから一週間後、恵津子、一旦事務局のドアを開けて廊下に…。
けれども、
「あっ、やばい、やばい。」
薫子、
「何…、忘れ物~~???かかかか。」
穂成美、
「事務局長~、しっかりしてくださいよ~~、ははは…。」
恵津子、
「かかかか。失敗、失敗。」
そして机の上の自分のスマホを取り…。その時に着メロ。恵津子、
「あら。」

薫子と茉祐子~その愛~ vol.112. 多喜、「どぉ…???…あそこが鳳出版の総務部。」
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庄司紗千 「雫音〜shizukune〜」
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