「あっ、これだ。」
葉月。そして、
「え~~???」
腕時計を見て、
「ほんとだ~~。完璧に遅れてる~~。もぅ~~。届いてないなんて…。何があった~~???」
ひとつ置いた席から伸永、
「神田さん、何か…ありました…???」
今度はページを捲って葉月、
「峯川…運送、峯川運送っと…。ん~~。商品が届いてないって~~。」
その声に奈都美、木綿子、
「え~~???」
内海も、
「何、どうした…???商品…遅れてるのか…???」
電話をしながら葉月、
「えぇ…。」
相手が出る。
「あっ。お世話様です。クック、ル……。実は今……。はい。はい。…え~~~。そんな…、事故って…。」
奈都美、
「へっ…???」
電話の向こう、女性の声。
「えぇ…、こちらにも、西崎屋さんから電話ありまして…。時間通りには出て、商品も積んで出たらしいんですけど…。それからドライバーと連絡…着かなくって…。そしたら、別のドライバーから、その車両が走っている路線、なにやら、事故が起きてるってラジオで…。」
すると、電話の向こうでなにやら…。「おいおい。テレビ、出てるぞ、事故の…。」と聞こえてくる。
女性、
「あ~~。ちょっと待ってください。なになに、テレビって…。…すみません。後ほど…電話…掛け直します。」
ガチャンと切れる。
葉月、
「へっ…???何…、どうなってんの…???テレビって…???」
受話器を戻して、
「課長~。」
内海、
「ん~~???」
「峯川運送、時間で出て、商品も工場から積んで出たって言ってるんです。…でも、途中でその車両、事故って…。」
「はあ~~???」
伸永、タブレットで…、
「あっ、これ…かな…???…うそ…。凄っ。」
すると、奈都美も木綿子も、康、勇喜雄、
「何々、どうした…???」
内海、
「ん~~???」
席を立って。
伸永、
「今、ネット上の動画です。」
葉月、
「うそ~~~~。」
奈都美、
「何々…???」
「ちょっと、ちょっと。」
木綿子。
「うわっ。凄いよこれ。」
葉月の後ろから康。
奈都美、
「上空から…。」
伸永、
「えぇ…、テレビ局の報道のヘリ…かも…。」
奈都美、
「うん。」
伸永の椅子の背もたれに両手を着いて。
伸永の右肩の上からは木綿子。
「どうなってんの…???何重追突…???」
「しかも…、運送便らしいトラック、横倒れになってるし…。」
葉月の後ろで勇喜雄。
「1、2~、3、4…。5…。はっ???…5台…。しかも、一番前も…トラック…、しかも、大型…。」
内海、
「おいおいおいおい。」
すると康の机の電話。
康、
「おっと~~。」
そして、今度は瀧澤の机の電話。
内海、
「おっとと、こっちか…。」
画面を見ながら伸永、
「これ…まずいですよ。」
奈都美、
「うんうん。」
その時、葉月、
「へっ…???やだ…。」
伸永、奈都美、
「へっ…???」
「今…、トラックの脇…、峯川運送って…。」
奈都美、
「へっ…???うそうそ。ちょっ、ちょっと、尾田君、巻き戻し、巻き戻し。」
その声に伸永、
「えっ…???」
奈都美、
「いや…だから。」
伸永の右肩に右手を…。
そんな右手を木綿子が、
「えっ…???」
伸永、
「へっ…???いやいや…七瀬さん、これ…ライブです。今、起きてるんです。」
その声に奈都美、
「あっ。そっか…。」
「巻き戻し、出来ませんよ。」
「もぅ~~。分かってるよ。」
そして、伸永の頭をペン。
そんな奈都美を見て木綿子、いきなり、
「ぷっ。」
落ち着かない葉月、
「どうしよ、どうしよ。…わっ。」
その瞬間、伸永も、奈都美も木綿子も、靖子も、
「今の、今の。」
康、そして内海、
「はい。はい。はい。申し訳ありません。すぐ、調べて。」
「お~~い。どうなってんだ、こっちも運送便、どうなってんだって。着かないって…。」
葉月、
「課長、課長~。これ…。」
内海、
「ん~~???」

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