スマホの画面を見て溜息、
「ふぅ~~。あれだけやってたライン。今じゃ…、こんなだもんな~~。」
ベッドに腰掛けながら、そしてそのまま左に体を倒して、
「来月いっぱい…か~~。」
そしてそのまま体をベッドの真ん中に、スマホの画面を見ながら、
「株式会社ル・モンド…。並榎志穂梨…。叶う訳、ないじゃん。」
優里亜。
そして数秒後、
「もぅ~~~。ばかやろう~~~。」
「尾田君、この資料、目を通して。私らの新商品の納入先。後で、挨拶行かなきゃなんないから…。」
奈都美、伸永の斜め向かいから資料を…。
伸永、
「あ~~はい。分かりました~~。」
「…で、例のヤツ、どうなってんの…???」
「例の…ヤ…???あ~~。はい。数枚、仕上がってますから…。」
その伸永の声に奈都美、
「うん。そっ。OK。」
その時、葉月の左斜めの電話に内線。
「はい。商品開発、神田です~~。……あ~~。はい。お疲れ様で~~す。…と~~。翔は~~。今…席~~。」
そして、
「へっ…???尾田君…???」
その声が聞こえた奈都美、
「カンちゃん…???」
葉月、
「あっ、少しお待ちください。」
一旦保留して。そして、
「ナツ~~。加瀬優里亜、内線。」
奈都美、
「あ~~。カンちゃん、こっちの電話に…。」
葉月、
「うん、分かった。…すみません、加瀬さん。あの…。」
その時伸永、
「あっ。神田さん。僕…良いですか…???」
「へっ…???お…だ、ちゃん…???」
向かいで木綿子、
「ん~~???」
奈都美、
「尾田君…。」
そして受話器を葉月から…。
葉月、
「う…、うん…。」
向かいを見ながら…。
伸永、
「もしもし。お電話代わりました。尾田です…。」
受話器の向こう、
「あっ。営業の加瀬ですけど…。尾田…さん…???」
「あっ、はい。尾田です。」
「すみません。この前の…件なんですけど…。」
「あっ、はい。幾つか…デザイン…仕上げたのあるんですけど…。」
「あ~~。ありがとうございます。…じゃあ……。」
伸永、受話器を持って聞きながら、
「あっ、はい。はいはい。分かりました。それでは…。え~~っと。10分後に…。…はい。お疲れ様です。」
受話器を置いて、
「神田さん。」
葉月、
「うん。ナツ~~。」
奈都美、
「うん。分かった。」
木綿子、
「はは。うん。行っといで。翔にはこっちから連絡しとく。」
「うん。お願い。」
仕上がったデザインを見て芳樹、
「へぇ~~。凄い。」
優里亜も、
「うんうんうん。全然違う、私たちの発想と~~。」
奈都美、
「如何…で…しょうか…???」
芳樹、
「うんうんうん。良いよ良いよ。これなら通る。…って言うか、これなら、私たちも…OKサインで提出できます。」
ホッとした感じで奈都美、
「良かった~~。」
伸永、笑顔で、
「ありがとうございます。」
芳樹、
「君…、尾田君…だっけ…???凄いね、この発想。全く構図…違うから…。」
笑顔で、
「逆に…どうやったら…こんな感じ…浮かんでくるのか…。」
伸永をじっと見る優里亜。
芳樹、
「とにかくありがとうございます。これで通して見ます。」
「ありがとうございます。…じゃあ。」
伸永、奈都美を見て。
奈都美、
「ありがとうございました。…では、私たちは…。」
芳樹、
「こちらこそ。まさか、たった5日で、ここまで…。助かりました。ありがとうございます。」
「失礼します。」
営業部を出ていく奈都美と伸永。
「ふ~~ん、あんな…、ぼんやりした人が…。これをね~~。」
優里亜。
「はは、確かに。俺も…まさか…、と、思ったけど…。かかか。その…まさかだよな~~。…これだけの出来になるとは…。」
芳樹。
「ふ~~ん。」
優里亜、
「それにしても…、あんな…ぼんやりした人と、七瀬…奈都美…。なんで一緒に…???」
芳樹、
「さあ…???」
そして、
「あ~~。そう言えば…。」
優里亜、
「ふん…???」

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