内海、
「うんうん。七瀬の名刺をスーパーで見せたら、お菓子、ただでってな~~。」
「でかした、伸永。」
靖子。
「もぅ~~。いつ、拡散されて、店の名前と社名が出るかって…ハラハラ状態だったから~~。」
瀧澤、
「うん。フルレットの職員も…。中には泣いちゃった職員もいたくらいだから…。」
奈都美、
「部長、ありがとうございました。」
瀧澤、
「フルレットは…守んなきゃいけない。たったあれだけの職員で、あそこまで出来るお店って…数少ないよ。さすがは桐ケ谷さん。本場仕込み。しかも、そんな桐ケ谷さんを両方で支えているパティシエとチーフ。選ばれているよね~~。」
奈都美の顔を見て。
奈都美、顔を赤らめて。
瀧澤が続ける。
「パティシエの都築さんなんて、ホテルからの引き抜きだって言うし。チーフの椎名さんは、自分の店を持つつもりが桐ケ谷さんの経営力と技術と知識に惚れて、フルレットでもう一度、最初っから勉強したいって…。他の職人もベテラン揃いだから~~。」
一同、瀧澤に何度も顔を頷かせて。
「とにかく、フルレット、全力で守るよ。」
一同、
「はいっ!!!」
それぞれが、それぞれの席に。
瀧澤、内海に、
「それにしても…、尾田君。なんだか…いつもと…雰囲気…変わった~~。さっきの話し方と言い…。ふふ。」
「お馨さんの…、教育…、良いからなんじゃ~~。」
そんな内海に瀧澤、
「な~~に言ってんの~~。」
そして自分の席に振り返りながら内海に指で…。
内海、
「なんです…???」
瀧澤、椅子に落ち着きながら、
「尾田君、翔やナツたちに誘われて、マルシェ、行ったらしいの…。」
「ほぅ…。」
「生一杯でバタンキュ~だって。」
「お~っほほほほぅ~~。」
「その後で、なにやら、すったもんだあったようだけど…。梨花さん、私に、お馨、ありがとって…、ライン送ってよこした。」
「へぇ~~~。」
「まっ、ナツと翔に任せておけば、何とかなるでしょ。」
内海、背を伸ばして、腕組みをして、
「ふんふんふん。な~~るほどね~~。」
勇喜雄、
「課長~~。村瀬店長、OKで~~す、アポ、取れました~~。かっかかか、是非お願いしますって~~。部長によろしくと~~。」
瀧澤、頭をコクリと何度も、
「うれしいね~~。庸ちゃ~~ん。」
内海、
「ラジャ~~。…では、ムラさん。」
勇喜雄、
「あぃよ。」
翔、隣で仕事をしている伸永を見て、
「ふ~~ん…???かかかか。少しは…変わったか…???」
今までとは少し、ぎこちなさが消えた伸永だった。
奈都美、
「さ~~てと~~。」
そんな時、いきなり奈都美のスマホにライン。
「ん~~~???」
そして画面を見て、
「キャッハハハ。」
隣の木綿子、
「どしたの~~???」
奈都美、
「かっかかか、妃呂美と美玖ちゃんからライン。フルレット、大丈夫~~???って…。」
木綿子、
「あ~~。そっか~~。フルレット、妃呂美ちゃん、見つけたとこだもんね~~。画像見たら、すぐフルレットって分かっちゃう。美玖ちゃんもそう。」
奈都美、
「うんうんうん。ふたりとも、フルレットファンだもん。」
そして奈都美、手を合わせて、
「課長、ムラさん。お願い!!!」
何かしら、子供たちの頭を撫でて、その時に感じた子供たちの笑顔を思い出して伸永、思わず、
「くく。」
翔、
「ん~~。尾田く~~ん、どした~~???」
伸永、
「えっ…???あ…、あ~~。はははは。いえ…、別に…。」
照れながら。
翔、
「ナ~イス、ヒットじゃん、今日は。」
伸永、
「ありがとうございます。」
「おぅ。」
それから数時間、スーパーで村瀬からの了解を得て、
店の監視カメラを見ている内海と勇喜雄。
内海、
「あっ、これ。」
勇喜雄、
「いや…課長~。これ…は~~。さっきよりも、薄いっすよ。しかも、触ってるのが男女の恋人同士みたいっすよ~~。」
「そうか~~???」

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