伸永、
「ねね、お姉ちゃん。スーパーで、この名刺、店員さんに渡すと、お姉ちゃんと、妹と、こっちのお嬢ちゃんの好きなお菓子、無料で1ヶ月、毎日1個ずつ、食べられるよ。」
その声に奈都美、いきなり、
「はっ???」
子供たち、
「ほんと~~~!!!」
伸永、
「うん。お兄ちゃん、約束する。」
そして、
「その…代わり~~。この写真、ドーナッツと針の写真、消して…、いいかな…???」
すると、中学生の女の子、
「うん。いいよ。」
そして、
「スマホ貸して…。」
伸永からスマホを受け取り、スマホを操作して、
「うん。これでいいの…???消したけど…。」
また伸永にスマホを見せて。
伸永、SNSの画面上、画像が消えたのを確認して、
「ありがとう~~。お兄ちゃんとお姉ちゃん、助かったよ~~。」
そしてもう一度女の子たちの頭をひとりひとり撫でて、
「ほんとにありがとうね~~。」
奈都美、小さな声で、
「う~~っそっ。」
そして伸永、母親ふたりに、
「この度、誠に、弊社の不手際、申し訳ございませんでした。」
深々と母親たちに頭を下げて。
奈都美もワンテンポ遅れて、深々と…。
母親、
「あっ。いえいえ。そんな…。体を壊した訳でも…。怪我をした訳でも…。」
もうひとりの母親、
「まぁ…、食品に異物混入なんて…、ねぇ…。とんでもない…。」
そして、
「でも…まぁ…子供たちの事…。」
そしてにっこりと、
「1ヶ月…、お願い…できますぅ~???」
その声に奈都美、
「はい。その件につきましては、お任せください。私もお約束します。」
「そう~~お…???」
ふたりの子供の母親。
「逆に…悪いわね~~。」
にこやかに。
「いえいえ、私どもは、お客様が笑顔で美味しいと言ってくださるためにお仕事…させて頂いている訳ですから。ありがとうございます。」
勇喜雄、翔、内海、
「へっ…???」
「あれ…???」
内海、
「何が……、起こった…かな~~。」
3人一緒に、
「画像が…、消えた…。」
木綿子、葉月、靖子、
「うそ…。」
「いやいや…、ほんと…。見てみぃ。」
それぞれが…。
「え~~~???なんで~~???」
そしてこちらでも、次々と投稿されるコメントを読んでいながら、フルレットの職員、
「あれ…???画像…消えた…。」
今後の事を考えながらいた美緒と瀧澤も、
「えっ…???」
職員、
「ほらほら。」
美緒も瀧澤も…画面を見て、
「どういうこと…???」
通りを歩きながら奈都美、伸永の右肩をポ~~ンと叩き、
「かっかかかか。や~~り~~。凄いよ、お手柄だよ、尾田く~~ん。まさか、こんな展開になるとは…、全く以て、意外…。」
そんな奈都美に伸永、
「いえいえ。僕だって、言われてみれば、意外ですよ~~。」
その声に奈都美、
「だよね~~。」
そして、
「あっと。そうだ、そうだ、急がなくっちゃ。」
伸永、
「お願いします。」
「うん。……。あっ。尾田君、今の事、課長に…。」
自分の左耳に左手で電話のゼスチャーをして。
「私は今から部長に連絡するから。…出来るね。」
その声に伸永、
「あ~。あ~~。はい。」
一旦躊躇して、
「やってみます。」
そしてふたり…。
瀧澤、奈都美からの連絡に。
「うそ。ほんと…???…へぇ~~。尾田君が~~。……うんうん。うん。分かった。了解。」
そして内海、
「お~~。お疲れ。…で…???…ん…???うんうん。…はぁ~~???かっかかかか、そうか~~。うん。よし。でかした。…うん。うんうん。何…???おぅおぅ。かかかか。そうか、そうか。それくらい、お安い御用だ。う~~ん。よし。分かった。みんなにも伝えとく。帰りにスーパー、寄って来い。」
伸永、
「はい。」
翔たち、
「課長~~。」
内海、
「中学生の女の子、画像を削除してくれたようだ。」
勇喜雄、翔、ガッツポーズをして、
「やった~~。」
木綿子、葉月、拍手をして、
「NICE」
靖子、
「かっかかか。やる~~。」

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庄司紗千 花笠音頭
※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。