内海、勇喜雄の声に、
「なになに。どした~~。」
勇喜雄、
「課長、画像が投稿されてからの…、良く見てください。」
内海、
「ん~~~???」
そして、ず~~っと、プルダウンしながら…。
そして翔と内海、一緒に、
「あっ!!!」
勇喜雄、
「気づきました~~???」
そして、ニッコリ。
翔、
「スーパー名も、お店も、ウチの名前も…。」
内海、
「出てない。」
木綿子、葉月、靖子、
「うそっ!!!」
木綿子、
「…って~~ことは~~。」
その頃、奈都美と伸永は、その家庭の玄関で…。
奈都美、
「本当に、大変申し訳ございませんでした。」
ふたりで頭を下げて。
子供の母親らしき女性、
「さっきも、女性の人が来ましたけど…。まぁ…、幸い…口の中を針で刺したり、切ったりしなかったですから…。」
伸永、
「ほんとうに、申し訳ございませんでした。」
玄関には母親らしき女性がふたり。そして3人の子供たち。
「さきほどもそちらの…お偉いさんでしょうか、丁寧に頭を下げてらして…。」
5歳の子供の母親だろう。
「ねぇ、鮎川さん。」
もうひとりの女性が、
「えぇ…。丁寧でした。しかも、凄い綺麗な方で…。」
奈都美、その声に伸永の顔を見て。
そして奈都美、5歳の子供に、
「ごめんなさいね~~。痛くなかった~~。」
その声に子供、
「うん。大丈夫、痛くなかった~~。」
その声に奈都美、安堵して、
「そう~~。」
頭を撫でて。
そして伸永も同じように、
「ごめんね~~。」
すると、5歳の子供の隣にいた小学生と中学生の女の子、
奈都美の傍にいたはずが、急に伸永の傍に。
奈都美、
「……。」
小学生の女の子、
「ねぇねぇ、お兄ちゃん。」
伸永、
「へっ…???あ…、はい。なんだろう。」
女の子、
「お兄ちゃん、いい匂いするね。」
奈都美、
「へっ…???」
伸永も、
「へっ…???」
中学生の女の子も、
「うん。私もそう思った。」
母親のふたり、
「えっ…???」
小学生の女の子、
「ねね、お兄ちゃん、お姉ちゃんが写真撮ってみんなに送ったの…。見る…???」
その瞬間、奈都美、
「えっ!!!」
中学生の女の子も、
「うん。これ…。」
そしてドーナッツとホッチキスの画像を伸永に。
その時、母親、
「あんたたち。何そんな事やってたの。んまぁ~~。やだ。そのスマホ、ママに、頂戴、ほら~~。大事になったら、どうするの~~???」
その声にいきなり小学生の女の子と5歳の女の子が泣き始める。
奈都美、
「あ…、あ~~。」
中学生の女の子は、
「ママのバカ!!!嫌い!!!」
頑なにスマホを握って母親に渡そうとしない。
他の母親らしき女性も困ったような顔をして。
奈都美も宥めようとするが、中学生の子供は、今度は奈都美に向かって怒ったような顔。
小さな女の子は泣き止まない。
伸永、
「あ~~分かった。分かった、ごめん、ごめん、僕たちが悪かったねぇ~~。うんうん。いい子だ、いい子だ。」
そして伸永、5歳と小学生の女の子の頭を撫でる。
すると、不思議に、ふたりとも、泣き止む。
その景色に奈都美、目を真ん丸く。
ふたりの母親も、
「えっ!!!」
伸永、続ける、頭を撫でながら、
「ごめん、ごめん。いい子だ、いい子だ。」
そして、伸永、
「ねね、お姉ちゃんさ、お姉ちゃんのそのスマホ、僕に見せてくれるかな。」
すると中学生の女の子、笑顔で、
「うん。いいよ。」
またまた奈都美、
「うそ…。」
そして伸永、SNS上の写真を見て、
「うん。上手に撮れてるね~~。うんうん。上手だ。」
中学生の女の子、
「でしょ。」
伸永、
「うん。ねね、お姉ちゃん。ちょっとお願いあるんだけど…、聞いてくれるかな…???」
女の子、
「何…???」
伸永、
「七瀬さん、すみません、七瀬さんの名刺…一枚…良いですか…???」
奈都美、
「えぇ…。」
そして奈都美、伸永に自分の名刺を…。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
《PR》
庄司紗千 海をこえて
※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。