やがて、
「んじゃ、みど、お休み~~。」
万美。
尋音、
「明日、会社で…。」
翠、
「うん。ありがと。お休み。」
「へぇ~~~。そう…なんだぁ~~。」
珂帆。
翠、4人の後ろを歩きながら、
「…ん…???」
珂帆、
「逢坂さんって…ここ…、お宅なの…???」
翠、
「えっ…???えぇ…。」
「道理で…。来た時に、席から離れてカウンターの中に入っちゃったから…。相当の…。院瀬見さん以上の…、常連さんだから…かな…???…な~~んて思ってたけど…。」
雅樂、
「けけけけ…。2階に、住んでいやす。へぃ。」
「へぇ~~。」
珂帆。
「えっ…???でも…、さっき、呉羽さんや千慧さんが、大将に、ごめんなさい、ユッキって…???」
呉羽、
「あっ。やっば~~。タイミングが…タイミングな…だけに…。」
雅樂に両手を合わせる呉羽。
千慧も、思わず顔をくしゃりと…。
翠と絃、
「あ…。あ~~……。」
惇哉、今度は軟骨を食べながら目をキョトンとして…、
「……。」
雅樂、
「けけけけ。ユッキ。ユッキってのは…、杉浦薫郎のニックネームでね。ジェシカの…、ほれ、隣に座っているヤマチ、山根千慧のビジネスパートナー。その杉浦薫郎の家も、あいつが中学卒業してからは、ここに住んでる。まっ、俺があいつを預かっているって…事で…。まっ、いろいろと訳あってな。」
珂帆、
「えっ…???その人も…ここに…???」
「あ~~。2階に…。なぁ~~。みど~~。」
その声に翠、
「あ…。あ~~。はい。」
雅樂、
「けけけけ。一緒に住んでらぁ~~。」
その途端に珂帆、
「わっ!!!えっ!!!え~~~っ。一緒にって…???」
右隣の3人を見て…。
その3人も3人同様に、顔をニッコリと…。
珂帆、
「へっ…???なになに…。…って…、つまりは…。え―――――――――っ!!!!」
そして、いきなり低姿勢で…、
「じゃ…じゃ…同棲…???」
隣で千慧、
「そっ。」
雅樂、
「…んなもん…、今更、隠したって…、どうもなんねぇだろ。」
その雅樂に惇哉、
「ぷっ。」
雅樂、
「なぁ~~。みど。」
「…って、それ、私に訊く…???」
呉羽、
「ぷっ。」
「だって、なんでぃ、それが…事実だからよ。」
その声にたちまち千慧、両手を叩いて、
「かっかかかか。その通り。今更…。ねぇ~~。」
珂帆、
「わ~~お。」
そして珂帆、唇を尖らせて、小さな声で、
「へぇ~~。…んじゃ…、同じ…みたい…。」
その小さな声に千慧、
「えっ…???」
珂帆、
「あっ。いえ…。別に…。」
そう思った途端に、
「あ…。あ~~。仕方…ないかぁ~~。」
呉羽、惇哉、翠も、
「ん~~~???」
珂帆、
「すみません。申し訳ありませんけど…。私がこれから話すこと…、とにかく…オフレコで…。」
一同、顔を見合わせて、
「…???」
「実は…。」
そこで珂帆、少し顔をくしゃりとして、
「遊馬君と木葉橙…、付き合ってます。」
惇哉、目をパチクリ、
「……。」
呉羽、千慧はそれ以上に、
「うっそ!!!!」
翠は、変顔で…。
「しかも…、ふたり…、住んでいるとこ、アパート、隣同士。」
その途端、惇哉、
「ぶっ!!!」
それ以外、
「うそ―――――――――っ!!!!」
後ろの客たち、いきなりカウンター注目。
雅樂、すかさず、頭を下げて、両手を合わせて、変顔。
翠、目をパチクリさせての変顔そして、口は一文字。
鼻で、
「ふ~~~ん。」

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庄司紗千 花笠音頭
※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。