「忍…。三笠忍…。ロンドの社長秘書。旧姓…大志田。」
砂肝を食べながら惇哉。
「ん~~。うめ~~。かかかか。さすがに絶品。」
呉羽と千慧も、
「そうなんだって。」
「私たちも…つい最近聞いた~~。」
翠、首を縦に数回。
万美も尋音も、
「ふ~~ん。」
千慧、
「ロンド行ったときに、一度は会ったけど…。うん。あの人が…ボスと…。」
「…って言うか…、カミさんの大学の同期な。俺との繋がりは…ない。」
惇哉。
「…とか何とか言って~~。菫さんと繋がりがあるんだったら、結局は自然にポスとも繋がりがあるって事でしょう~~。」
隣で呉羽、お新香の茄子を口に放りながら…。
惇哉、
「そう…なる…か…???」
千慧、
「はい。コバに一本~~。」
珂帆、クスクスと笑って、
「おっかしぃ~~。」
翠、小さな声で、
「…それにしても…、ゆず…、全く連絡…ないな~~。」
「ホテルで、もう…、バタンキュ~。かな~~。なんたって…、ひとりだもん。」
呉羽。
「雅樂じぃ…、ユッキの両親へは…???」
惇哉。
そんな惇哉の声に雅樂、首を振り…、
「…いや…。住所は…一応…知っては…いるんだが…。電話番号は…ユッキが…。」
呉羽と千慧、ふたりともに、腕組みをして…。
万美、尋音、
「……。」
翠、
「ユッキの…お父さん、お母さん…、仕事は…している…みたいだけど…。」
千慧、
「過去、鬱病の…男性…。」
その時、珂帆、
「えっ…???」
雅樂、そんな珂帆に、口に人差し指を…。
珂帆、
「あっ。ごめんなさい。」
「それは、そうと、遊馬君…???どうなの…、あれから…???」
呉羽。
珂帆、
「えぇ…。お陰様で、何とかリハビリ、頑張ってます。さっき、本人から、そんな話聞いて。ねっ、逢坂さん。」
「ふ~~ん、良かったじゃな~~い。みど、かなり心配してたもんね~~。」
呉羽。
「傍にいた人が、いきなり倒れて…、そんで、脳梗塞なんて…。当然だよね~~。ねぇ~みど~~。」
絃、万美と尋音の前に、
「はい。私の新メニュー。例のヤツ~~。」
万美、
「わお。来た来た~~。」
尋音、
「いっただっきま~~す。」
珂帆、
「へぇ~~。あなたの…新メニュー…???」
絃を見て。
絃、
「はい。」
「おいしそ~~。私にも…いい…???」
「はい。ありがとうございます。」
翠、絃の左二の腕を突っついて、ニコっと笑って…。
雅樂、
「かかかか。院瀬や~~ん、コバ~~。ヤマチ。」
敦哉、
「はいはい。お願いします。」
呉羽、敦哉の右肘を左肘で突っついて…。
千慧に寄り添いながら耳打ち。
万美、
「ん~~~。お~~いし。何これ~~。」
厨房の中で絃、ニッコリと。
尋音も、
「うんうんうん。」
口に手を当てて、
「絃、さっすが~~。」
珂帆、
「いと…さん…って、言うんだ~~。」
絃、
「はい。鏑木絃と申します。よろしく…。」
そして、女性に向かってお辞儀を…。
「レストランルッポラの本条珂帆。店長やらせて頂いてます。」
そして絃に名刺を…。
絃、
「ありがとうございます。」
「それにしても、遊馬君のお母さんって、綺麗な人よね~~。」
尋音。
万美、
「うんうん。私もそう思った。」
翠、
「くく。お父さんも…かっこ良かった。ねぇ~~絃。」
絃、
「へっ…???あぁ~~うん。お見舞いに行ったときね。」
にっこりと。
万美、尋音、
「え~~~~。」

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庄司紗千 海をこえて
※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。