4人が帰って…。
達樹、
「なになに、友達、多いんだな、巽~~。…しかも…、断然、女性が…多い。」
巽、
「な~に言ってんだよ。…とうさん…、明日から…九州…???」
「あぁ…。長崎の方からアプローチあってな…。ちょいと、向こうの支所では、手が余ると言われて…。…まっ、長崎に支所、開設して、まだ…1年も経ってないから…。仕方がない。…でも、あるんだが…。3日くらい…また、家を留守にする。お前が、こんな状態で、申し訳ないんだが…。」
「いや…。…って言うか…かあさんの方でしょ。さっきも…出張、出張って言ってて。」
そんな巽に達樹、
「ま……な。でも…まっ、かあさんが家にいてくれるって言うのが、とうさんにはありがたいんだ。しっかりと…戻れる場所がある。…かかか。お前も、そんな人…見つけろ。」
そんな父親の声に、巽、
「は…ぁ…???なんで、そんな話になる…???」
「いや。当たり前だろ、あんなに綺麗な彼女たちばっかり…。」
「いやいやいや。いやいやいや。関係ないし、それ…。」
いきなり知美、
「ぷっ。」
巽、
「ちょっと、ちょっと、かあさん。かあさんまで…。」
知美、思わず手を口の前で振り、
「んんん。ちょっとね…。ぷっ。」
「とにかく…申し訳ないが…、明日から九州。」
達樹。
「はいはい。行ってらっしゃい。まっ、私は…、巽には…悪いけど…。お陰様で、息子の顔…当分…見させてもらえる。」
「確かにな~~。家を出て、かれこれ…6年か…???」
辺りを見回しながら達樹。
巽も、病室の壁を見ながら、
「そんなに……。うん。か…。」
「とにかく…彼女、作れ。かあさんが…お手本だ。」
知美、
「良く言う~~。」
巽、
「はははは。」
駅に向かいながら4人。
薫郎、
「しっかし…、凄いよな~~。脳梗塞なって…物凄い、落ち込んでいるかって思ったら…。」
翠、
「うん。しっかりしてる。さすがだよ。」
薫郎、
「えっ…???」
橙、
「巽、ルッポラで、マルチだから…。」
薫郎、
「へぇ~~。」
「ルッポラで、出来ない事、ないって、珂帆さん…。」
「ふ~~ん。そうなんだ~~。」
信号待ちで止まって薫郎、
「俺も…頑張んないとな~~。」
「ユッキ先輩だって、凄いよ。」
「え~~~???」
翠、薫郎、絃。
「だって、営業はバンバン。…で、料理も出来る。しかも…お客さん相手に…。」
絃、
「あはっ、そうそう。その通り。しっかりとお客さんに気に入られるの…作れるもん、凄いよ。」
薫郎、可笑しがって、
「なんで、そこで、持ち上げる…???かかかか。」
翠、
「ぷっ。」
そして、頭の中で、
「…ユウマ…。」
翌日、新幹線の中で…。
座席に落ち着くなり薫郎、
「ふぅ~~。」
橙、
「どうしたの…???さっきからちょっと…???」
「…ん…???あぁ…。いや…大丈夫。心配すんな…。」
少し、不安そうな橙、
「…うん。」
「少し…寝る…。」
「…えっ…???」
大体…1時間半は経っただろうか…、座席から全く動かない薫郎。
不思議に感じた橙、
「ユッキ…先輩…???」
その声が聞こえたのか、薫郎、一度窓際に体を傾けて、
今度は橙の方に…。
橙、
「へっ…???なに…この…汗…???」

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庄司紗千 つつじヶ丘の坂道で…。
※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。
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