そんな橙に巽、
「あぁ~~。昨日から、始めた。」
翠、薫郎、
「ふ~~ん。」
翠、
「はは、良かった。とにかく…順調だよね~~。」
薫郎、
「早く仕事…したいだろ…???」
そんな薫郎に、
「えぇ…。」
けれども、
「でもね~~。さすがに…、体が…動かない。これって、痛感ですよね~~。まさか…俺がって…。これほどまでに、動かないって…。半端ないっすよ。…かかか。心、砕かれました。最初…。全く感覚…ないんですから。」
橙、
「うんうん。ネットでも調べたんだけど…、経験した人たち、みんな同じ事、言ってる。」
巽、
「へぇ~~。さすが、ゆず、調べたんだ~~。」
「へへ…。うん。」
巽、翠と薫郎を見て、
「ゆずちゃん、会社でどんな感じ…???」
薫郎、
「えっ…???」
翠、
「…ん…???」
薫郎、
「あ~~。はは。ゆず、凄いよ、入社…数カ月で、周りのスタッフの記録…超えてる。」
橙、そんな声を聞いて、にっこりと…顔を斜めに。
巽、
「へぇ~~。」
「今や、フロアのルーキー。」
巽、
「ほんとですか~~???」
薫郎のその声に翠も、
「へぇ~~。」
薫郎、
「ふん。ヤマチが言ってんだもん。コバちゃん、言ってないの…???」
翠、頭を傾げて、
「い~~や~~。…でも、ふん。ゆず、凄いよ、自作が商品化、しかも、一つのメーカーの企画商品担当。」
巽、右側で椅子に座っている橙を見て、
「凄いじゃん、ゆず~~。」
「…って言うか、それ、もう…巽に話したじゃん。」
「あ~~。。うん。けどさ、また違った人からも、同じ事…聴くと、なんか、さすがだって…、感じ…するもんだよ。」
その時、ドアが開き、
「うん。看護婦さん、良くやってくれて…。」
女性の声。
そして、
「おっと。」
達樹である。
そして後ろから知美。
達樹、
「これは、これは…。」
知美、
「いらっしゃい。」
翠、
「また、伺いました。」
ふたりにお辞儀をして。
知美、
「いいえ~~。いつもありがとうございます。」
達樹、
「かあさん…???」
知美、翠の方に手を、
「こちら、逢坂翠さん。巽が倒れたときに、傍にいてくれた人。」
そして翠に向けて、
「主人の…遊馬…達樹です。」
翠、
「遊馬…君の…お父さん。初めまして…。逢坂…翠と申します。」
達樹、
「これは、これは…。その節は…、本当にありがとうございます。話しは伺ってます。あなたが…巽の…。いやいや。ありがとうございます。」
知美、
にっこりと。
翠、
「へっ…???あ…。はっ…。はぁ~~。はははは。」
そして翠、
「あの…。今日は他の3人は…。こちら…。」
隣の女性に、
「鏑木絃です。」
絃、
「初めまして。鏑木絃と申します。」
「そしてその隣の男性が、ウチの営業の…杉浦薫郎。」
薫郎、
「初めまして、杉浦薫郎です。」
「そして遊馬君の…そちらが…。」
橙、いきなり椅子から立ち上がり…。
翠、
「木葉橙です。」
橙、巽の父親に向かってお辞儀をして、
「木葉…橙と、申します。」
達樹、
「初めまして。巽の父親の…遊馬、達樹です。いやいや。こんなにも…友達が…。全く知らなかった。」
頭を撫でて達樹、
「…と、言うより、巽とは、もう…何年も…会って…ないか…。かかか、悪い父親です。」
知美、
「出張、出張、出張…ばっかりで…。」
そしてため息を突いて、
「明日から…九州ですって…。」
薫郎、
「わお。凄っ。」

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
《PR》
庄司紗千 「雫音〜shizukune〜」
※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。