そして橙、
「羨ましい〜〜。こういうの…お弁当…持って来れる〜〜。チーフ〜〜。」
翠、
「へへへへ。それ…、誰のメニューだと思う〜〜???」
「へっ…???…お店の…、あの…。」
万美、
「雅樂じぃ…???」
橙、2度頷いて、
「うんうん。…じゃ、ないんですか…???」
尋音、
「ざ〜〜んねん。」
橙、
「へっ…???」
「雅楽に…可愛い店員さん、いるでしょ。その子の新メニュー。」
翠。
「へっ…???うそ。凄い。えっと…。誰だっけ、名前…。絃…さん…。そう。鏑木絃さん。私と2つしか、違わない。」
「うん。そう。」
「え〜〜〜。良いな〜〜。こういう料理、作れるの〜〜〜。」
「でっしょう〜〜。」
「…って…。あんたがそうやって、ゆずちゃんにプレッシャー掛けてどうすんのよ。」
万美。
その途端に尋音、
「ぷっ。」
翠、
「いやいや、そういう訳じゃないけどさ〜〜。」
翠、弁当を食べながら、
「ねね、ゆずちゃんって料理は……???」
その翠の声に橙、思わず目をパチクリ。
万美と尋音は橙を見て首を傾げ…、口を一文字に…。
橙、口から出る言葉がなく…、
「え……っと〜〜。」
目をパチクリとさせながら、口は笑顔で…。
万美、思わず、
「ぷっ。」
そして、
「そっか〜〜〜東大出でも、殊、料理の方は……。」
尋音、
「わお。なんと、みどに並んだ。」
その声を聞いて橙、
「へへへへ。すみません…。」
3人に謝るように、
「私も…料理…、全く…ダメ…なんです。はい。」
その橙の声に今度は3人、
「うそ―――――――っ!!!」
翠、
「いやいやいや…。ゆずちゃん。そうなんだ~~~。」
「でもでも、でもでも、ゆずちゃん。アパートで、食事って、どうしてんの…???」
思わず尋音。
万美、
「うんうん。友達も…特にいないって…、この前…。だから、ご飯食べに、友達…って…???」
そんな万美の声に橙、
「はははは。はぁ…。」
尋音、
「おぃ。」
橙の頭をコツンと。
「こら。白状しちゃえ。」
そんな尋音に舌をチロリと橙。
「実は…。」
翠、万美、
「うん。実は…???」
「朝は…。ほとんど、ヨーグルトと…トースト。」
万美、
「うんうん。」
「…で、お昼は…会社なら~デリバリー。大学の時は、学食か、コンビニ。」
尋音、
「ふんふん。」
「…で…、夜は~~。」
翠、
「ふんふん。」
そして橙、少し恥ずかしながら…。
「冷蔵庫の…料理を食べる…。」
「へっ…???」
3人、面を食らった感じで…。
「いやいやいや。でも…今…、料理は…ダメ…って…???」
その声に橙、
「おかあさん。料理作って、黙って冷蔵庫に。」
その声を聞いて3人、
「え―――――――――っ!!!!」
尋音、
「す・ご・い。」
万美、腕を組んで、
「へぇ~~~。その手があったか。」
何故か納得したように…。
少し考えて翠、
「あっ、そっか。ゆずちゃんのうちって、都内。」
橙、
「はい。電車でも30分で…。」
尋音、
「ふ~~ん。」
けれども、その内、
「へっ…???いやいや、実家から電車で30分。…でも、なんで、そんな条件でアパート…???」
その尋音の声に橙、思わず、縮こまって。
「えへへへへへへ…。」
「ばか尋~~。そんなプライベートな事~~。」
万美。
尋音、
「あっ。」
翠、
「ふ~~ん。そうなんだ~~。」
万美、
「いや…、みど。だから、ゆずちゃん、まだ何にも言ってないって。」
尋音、
「かかかかか。」

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庄司紗千 花笠音頭
※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。