栞奈、「おはよ。間に合ったね。うん。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 会場に近づくに連れて、周りの他校の姿が…。

信一、
「緊張してきた~~。それに…、俺たち…。」

そして、栞奈が先頭に立って、玄関前の階段を。

その時、ドアを開けて、
「先生。みんな~~。」

ひとりの高校生男子。

栞奈、
「おはよ。間に合ったね。うん。」
にっこりと。

その瞬間、その男子高校生の顔を見て、憲央、彩萌、史江、紗枝、茉優、
一気に、今まで張りつめていた肩の力が抜けて、
「あ~~~~~。」

彩萌、紗枝、茉優、そして史江、急に目を潤ませて、
「久(きゅう)――――――っ!!!!」

憲央、いきなりその男子高校生を抱き締めて、頭をいきなりぐしゃぐしゃにして、
「この野郎~~~。心配させやがって~~~。ひやひやもんだぜ~~。…ったくよ~~。」

男子高校生、
「ごめん。全然連絡できなくって。それに、休学してたし。」

憲央の後ろでいきなり、
「ぃ~やった~~。」
両手を上げて。
「良かった~~。試合…出れる~~。」
信一。

紗枝、
「かかかか。信一の喜びよう~~。」
両頬の涙を両手指で拭って。
「久~。…で、体、家の方は…大丈夫なの…???」

「うん。何とか落ち着いた。…で、何とか間に合った。はは。心配掛けてごめん。」

可羊子、目をパチクリさせて、
「…???…誰…???」
レミに。

レミも…、
「あれ~~???」

「でも…、これで…、男子…。うん。」

栞奈、
「あらためて。今まで学校、休学していた有森久樹(ありもりひさき)君。ある事情があって、今まで部活も練習できなかったの。」
そして栞奈、
「久ちゃん。もう…大丈夫…???」

久樹、
「あっ。はい。」

信一、いきなり久樹を抱き締めて、
「久~~。良かった~~。俺…どうなるかと思ってさ~~。」

そんな信一に、
「かかかか。悪りぃ、悪りぃ。心配掛けたな、信一~~。」

有森久樹(ありもりひさき)。3年D組の男子である。
信一よりは背が低い。…の割には、体はガッチリしている。好少年。
但し、家庭の環境上。退学はしていないものの、単位はすれすれ。
休学を続けている。けれども成績は常に学年上位。
部活は弓道。更に言えば、この有森久樹、実は可羊子と同様に転校生である。

高校2年の時に、泉川に転校してきている。
そして弓道の腕前は…、と言えば、こちらも可羊子と同様に中学から弓道経験者でもある。
体は小柄だが、仮に憲央と比べれば…、比較できない。
東京都高等学校総合体育大会のインターハイへの予選も、
この有森久樹がいなければ叶わなかったとも言われている。

レミ、
「知らなんだ~~~。…って、知る訳ないか…。。。私、入部した時は…いなかったもん。…えっ…???でも…、…って~事は…、カヨッチと同じ…弓道経験者…。わお。」

可羊子、
「……。」








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