部屋のチャイムが鳴り、可羊子、
「あっ、もしかして弓香先輩たち。」
「あ~~、じゃ、私出る。」
彩萌。
ライズのリハーサルスタジオである。
「カヨちゃん、可南子、これで何度目の練習~~???」
キーボードを演奏している可南子を見ながら憲央。
「まだ2回目だよ。だって、初めてライズのリハ見たの、先週の初めだもん。私たちの合宿、二日目に初めて練習に来たんだって。」
「うんうん。そうそう。先週だったもんね~~。」
紗枝。
「こんにちは~~。」
部屋に入って来た弓香、菜穂子、そして摩耶と芽久。
「こんにちは~~。」
可羊子。
「おほっ。可南子。頑張ってるじゃん。」
菜穂子。
部屋に入って来た弓香たちに笑顔を送っての可南子。
歌っている美和も気持ち良さそうに。
航と和樹と顔を見合わせて笑顔でリズムを取りながら演奏している左近。
ライズのリハーサルスタジオに訪れた、可南子の友達、およそ10数名。
小さなライブスタジオになっていた。
演奏終了。拍手が湧き上がるスタジオ。
「みんな、ありがとうなぁ。」
左近。
「お邪魔してま~~す。」
演奏の途中から部屋に入ってきていた佐智子と鈴鹿。
そして弓香、菜穂子、そして摩耶と芽久。
「ははは。こんなにリハ―サルにも集まってくれるなんて、嬉しいねぇ~~。」
和樹。
可南子、
「ありがとう、みんな。」
「可南子ちゃんから聞いたんだけど、もうすぐ、弓道部、インターハイって…???」
左近。
「えぇ。8月の2日に…。」
憲央。
「へぇ~~。じゃ、頑張んなきゃあ~~。」
美和。
「僕らも8月には…ステージあって…。」
航。
「うん。私も、ライズのボーカルとして、頑張んなきゃ。」
航の顔を見て、そして可南子の顔を見て。
「わぁ~。8月にステージ。観に行く~~。」
彩萌。
史江、
「うんうん。」
「そこでだ。」
左近。
「その、8月のステージに向けて。」
全員を一通り見回して、
「新曲が届いた。」
その一言で、一同、
「わぁ~~~。」
「ただ、デモテープが、璃子の声だけで…。」
そして、
「何にせよ、病院の病室で録音しただけのものしか…。」
そのまま可南子に譜面を渡して。
「可南子ちゃん。」
可南子、
「あっ、はい。」
「どう…???」
譜面を見ながら可南子、
「へぇ~~。綺麗な曲~~。」
美和、
「へっ…???楽譜、見ただけで…。可南子ちゃん…???」
航の顔を見て目をパチクリ。
航、
「うん。そのようです。」
可南子、
「左近さん…???」
キーボードに手を差して。
「どうぞ、どうぞ。そのために可南子ちゃんに…だから。」
可羊子、彩萌、憲央、
「ん~~???」
キーボードに譜面をセットして弾き始める可南子。
一同、
「お~~~。」
美和、
「凄っ。初見…、これだけで…???」
航の傍で、航の体に寄り添うように。
航、エレキギターを抱えて腕組みをして、
「うん。」
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庄司紗千 花笠音頭
※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。
