「あの頃、もう…どうしようもなかった。」
彩萌。
「どうしようもなかったって…。田所先生の事…???」
史江。
「うん。」
「高校に入って、初めて人を好きになったの。」
果子、
「わお。」
「でもね~~。相手が教師。好きだけど、どうしようもなかった。…まっ、今でもそれは変ってないけど…。」
体育座りになって彩萌。
「部活でも、アンバランスだったもんな~~。見ていて、どうしたんだこいつって思って。」
憲央。
「余計なお世話かも知んないけど、何やってんだよ、おまえ。って、部活の時、彩萌に言ったんだ。」
「ダイレクト~~。」
可羊子。
「1年は俺とお前しか、いねぇんだから。…って言ったら、それから何日かして、話してくれたんだ。誰にも内緒って約束で。」
「へぇ~~~~。」
彩萌と憲央以外。
「史江先輩は、弓道部にはいつごろから…???」
淳。
「私…は…。1年の…秋の終わりごろ…???ねぇ、彩萌。」
「うん。史が入ってきて、それから信ちゃん。そして2年になってから、紗枝と茉優。」
「美人教師が顧問の部活で、大会に入賞者がいるってなったらね~~。」
にんまりの史江。
「…ってか、不思議だとは思ってたんだよね~~。いっつも一緒にいるんだけど…。何故か、全く距離が縮まんないって…。」
彩萌、
「はっ…???何の話し…、史~~???」
「いやいやいや。何の話しって…。その…つまりは…あんたと憲だよ。」
その時、いきなりドキンとする可羊子。
憲央、
「え、へぇ~~???」
彩萌、
「はあ~~???憲…と、私…???…いや…、なんで…???」
「いや…。なんで…???…って、聞かれても…。困るんだけど…。」
「いや…。だって…、私…。まぁ…。有り得ないって、思ってても…先生…だし…。」
「もしかして…おま…。先生がバツイチだってことで…まだ…???」
憲央と彩萌以外、
「うそ!!!!うそうそうそうそ。田所先生、バツイチ…???」
彩萌、
「ふん。離婚してまだ再婚してない。…で、私たちくらいの女の子、ひとりいる。」
またまた憲央と彩萌以外、
「え――――――――っ!!!!」
「…って、言うか、憲と私って…。憲、しっかりと…付き合っている彼女さん、いるくせに。」
今度は彩萌以外、
「うそ―――――――――っ!!!!」
「何々…???玄関入ってきたら、え―――――――っ。うそ――――――――って…???」
紗枝。
彩萌、史江、
「へっ…???」
史江、
「あは。紗枝、茉優~~。ど~こ行ってたの~~???」
そんな史江の声に紗枝、
「ふん。散歩~~~。」
「今、彩萌さんの過去。聞いてたの~~。みんなで…。」
可羊子。
「彩萌の…過去…???」
目をキョロキョロさせて紗枝。
「あ~~。田所先生…っか。」
「紗枝。さっすが~~。勘が当たった~~。」
史江。
紗枝、
「ふふ~~ん。」

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庄司紗千 花笠音頭
※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。