「あは。みんなもう来てる。」
紗枝。
憲央、
「おぅ、来たか。どうした~彩萌~~???」
そんな憲央に彩萌、
「…ん…???」
自然に信一の隣に座る彩萌。
「目に虫か何か、入ったんだって~~。」
憲央の隣に座る史江。
「虫…???」
憲央。彩萌の顔を見ながら、少し頭を傾げて。
「お~いしそう~~。」
茉優。
「あっ。そうだ、憲~~。」
憲央、
「…ん…???」
「夏休み入ってからすぐに憲のおとうさんとおかあさんのお店、紗枝と一緒に行ってきた。凄いおいしかった。よろしく言っといてね。」
にこにことしながら茉優。
「へっ!!!葵紗、行ったんだ!!!」
史江、彩萌。茉優と紗枝の顔を見ながら。
信一、
「へぇ~~。」
何かしら変顔の紗枝。
「な~に。どうしたのよ~紗枝~~。」
史江。
紗枝、懸命に顔を横に振りながら、
「いやいや。ん。何でも…。」
いきなり彩萌の隣で信一、
「へっへへへへ。」
「な~によ~信一~~。気持ち悪い笑いして~~。」
「さっ、みんな…揃ってるね~~。」
栞奈。
「長蔵さん。」
栞奈の隣で、少し緊張気味の栄造。その隣の加代子。
そんな夫婦を見てクスクスと笑う部員たち。
要次、
「こら~~。笑うな~~。」
にっこりと。恥ずかしそうに栄造。
「みなさん…、いらっしゃい。こんな若い方々がこんな山奥に。…いや…。感謝します。…ありがとうございます。」
物凄い照れ臭そうに栄造、頭を何度も下げて。
そんな栄造の左腕を何度もさする加代子、にっこりとしながら。
「家内共々、感謝してます。」
そんな栄造の言葉に笑顔でお辞儀をして加代子。
「奥さん、綺麗~。…で、可愛い~~。」
いきなり史江。
そんな声に思わず、
「ぷっ。」
栞奈。
要次、
「かかかか。」
甫、思いっ切り頷いて。
栞奈、
「このご夫婦、もの凄いお客様に可愛がられているんですって。」
その瞬間、部員たちからの盛大な拍手。
その拍手に栄造、
「お~~~。」
加代子、丁寧に何度も頭を下げて。
「奥さん、可愛い。おじさんも可愛い~~。」
いきなり可羊子。
その可羊子の声に部員たち大爆笑。
憲央、
「かかか。言うね~カヨちゃ~ん。さすが、矢島可羊子。」
加代子、
「えっ!!!」
栞奈、
「今の女の子の名前も…奥様と同じ名前、かよこ…なんです。」
加代子、
「へぇ~~。そうなんですか~~。」
そして、
「ありがとうございます。」
史江、
「カヨッチ~~。やるじゃん。」
隣の席に。
「お口に合うか、分かりませんが、一生懸命作りました。食べて下さい。」
そして、
「こちらこそ。3泊4日。お世話になります。よろしくお願いします。」
丁寧に頭を下げる栄造。
憲央、
「お世話になりま~す。ありがとうございま~す。」
栞奈、
「はい。じゃ、戴きます。」
一同、
「いただきま~~す。」
そして数秒後、あちらこちらで「お~~いしい~~。」
加代子、栄造の顔を見てにっこり。
栄造、笑顔で、
「うん。」

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