「ばっちり、撮らせて戴きましたよ。ビデオ。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ ホールの外、廊下を歩きながら、
「アハ。レミ、まだ涙流してる~~。」
可羊子。

園加、
「アズ…目ぇ真赤~~。」


パンフレットを見ながら出雲、
「なんだか…凄い曲ばかりですよね~~。聴きたかった~~。」
ホールの玄関で…。

「あら。我孫子先生。」
西園寺。
「来てたんですね~~。井川先生も…。」

宗雄、
「校長。やはり…来ておられましたか~~。」
そしてバッグに手をやり、
「ばっちり、撮らせて戴きましたよ。ビデオ。」

その声に出雲と夏妃、
「えっ!!!うそ。凄い、後で見せて下さ~~い。」

宗雄、にっこりと、
「お安い御用ですよ。」
そして、
「それにしても、凄いですよね~。あんなの…、出来るんですよね~~。とにかく天晴れです。みっちりと…聴かせて戴きました。」
何かしら、夏妃をチラチラと見ながら…。

「一華先生…。生徒たちに、恵まれてますよね~~。」
栞奈、しみじみと…。

「な~に言ってる~~。今度は竹脇先生の番ですよ~~。インターハイ。」
出雲。

夏妃、
「そうそう。」

西園寺、
「ふふ。…そしてほら。」

「栞奈先生~~。校長先生~~。」
手を振りながら彩萌、史江、そして紗枝に茉優。

宗雄、
「お~~。おまえらも…来てたか~~。」

夏妃、
「おまえらは…ないんじゃないかな~~。我孫子先生…。」

「おっと~~。…でした。はい。」
頭を掻いて宗雄。
「なんだ、なんだ。定岡、海野まで…。」

照れながら、
「えぇ…。はは。」
憲央と航。
「まぁ…、ウチの部員の矢島可羊子さんのお姉さんが器楽部…だからって…。みんなで、行こうって…。」

宗雄、
「おぅ。おぅ。」

「まっ、海野君は…、音楽的には…特にね~~。」
夏妃。

「えっ???おま…、海野…音楽って…何、おまえ…???」
宗雄。

「うそ。我孫子先生…、知らないんですか…???」

そんな夏妃に宗雄、
「えっ…???何…???えっ。はっ。へっ…???…井川先生…???」

振られた井川も…、懸命に手を振って…。

宗雄、夏妃に、
「はぁ~~???」

出雲、
「くくくくく。」

夏妃、
「教えて、あげません。自分で調べて下さい。」

航、少し照れながら…。

「さて。帰りましょ。」
西園寺。

彩萌、
「じゃ、校長先生…。私たち、これで…。」

「うん。気を付けてね~~。」


そして玄関で待っている両親たちに可羊子。
彩萌たちに、
「おとうさんと、おかあさん。そしておじいちゃんとおばあちゃん。」

憲央、
「こんにちは~~。」

そしてドアに向かう教師たちにも可羊子、
「校長先生~~。」

西園寺、
「…ん…???」

そして可羊子の傍にいる両親たちに歩みより、
「泉川学院高等学校、学校長の西園寺です。」

それぞれの教師たちも挨拶。

そして、それぞれ別れ別れに。

可織、
「な~に、鼻の下、長くして~~。」
燐太郎の脇腹を突く。

燐太郎、
「痛っ。長くしてないでしょう~~。」
痛そうな顔で…。

龍平、
「かかかか。んじゃ、行こうか。」








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