「明日…だよね~~。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ ホールの控室。抱き合う部員たち。涙流す部員たち。
様々な思いをそれぞれに感じながら、賑わっていた。

部員ひとりひとりを抱き締めながらの一華。
「良くやった、良くやった。うんうん。」

「先生――――――っ!!!」
一華に抱きついて泣き出す部員たち。

「うんうん。泣いちゃえ、泣いちゃえ。」

可南子も目を真っ赤にして芽久と抱き合い、何度も頷いて。
弓香も摩耶と菜穂子と抱き合いながら…。

「凄い拍手と歓声だったもんね~~。スタンディングオベーションまで…。頑張ったよ~~みんなで~~。うんうん。」
一華も涙を流しながら…。



航、敦司と一緒に歩きながら、
「…明日か…。」

敦司、
「…ん…???何か言った…???」

「…ん…???いや…。」

「んなろ~~。言えよ~~。」
と、背伸びして航の首を絞めようとする敦司。

「や…、や~めろ~~って…。かかかか。」


彩萌、史江や憲央たちと…。
「明日…だよね~~。」

「…うん。どんな感じなんだろ…、ライズ…???」
憲央。

「中古マンションの…一室ってか…。」
史江。

紗枝、
「うん。まだ、私も…行った事…ない…。」

茉優と信一、
「ふ~~ん。」





ベッドの中で可羊子、
「お姉ぇ…???」

「ん~~???」
可南子。

「眠れる…???」

そんな可羊子の声に、
「なん…だか…。まだ…、頭の中で、演奏した曲、鳴っているような…。ははは。」

「ふふ…。だよね~~。」
「今までに…なかったもんな~~。ああいうの…。控室で、みんな…泣いてた。」

「うん。良かったよ。凄かった。…あんな風に、出来るんだね~~。」
「みんな…凄いよ。」

「うん。」
そして、
「さて…。明日、明日。」

「…うん。みんな…来るよ。」
「…だよね~~。みんな…巻き込んじゃった。」

そんな可南子の声に可羊子、可南子の方を向いて、
「みんな…お姉ぇ…、応援したいんだよ。」

「ふふ…。うん。…ありがと。…さっ、寝よ、寝よ。」





「ふ~~ん。ここか~~。」
スマホの画面を見ながら憲央。

「シャルダン富永。」
彩萌のスマホの画面を見ながら史江。

「これでも…、中古の、マンション…???」
茉優と一緒に自分のスマホの画面を見ながら紗枝。
「何だか、新しいって感じ~~。」

先頭になって歩いている可南子と可羊子。憲央に促されて可羊子、
「お姉ぇ…。」

可南子、
「うん。」

マンションのエントランス、ドアの手前のオートロック用インターフォン、
番号を押して、数秒後に男性の声。

その声に応える可南子。
「矢島可南子と申します。」

その声に、スピーカーから、
「お待ちしておりました。どうぞ。…入って左側のエレベーターで、お願いします。」

可南子、
「私以外にも数名、友達、来てるんですけど…。」

すると、
「どうぞ、どうぞ。」
 

 








※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
 



《PR》
庄司紗千 海をこえて

※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。