可羊子、
「お…姉ぇ…。うそ――――――っ!!!」
可南子、
「こ…の…、番号…???」
自然に右人差し指…。そして耳にスマホを…。聞こえてくる声、
「も…し、もし…。…もし…か…して…???…この番号…???…矢島…さん…???」
その声を聞いて可南子、思わず可羊子の顔を見て顔をコクリと…。
可羊子、口をすぼめて。
「あ…、あの…。」
可南子。
スマホの向こう、
「も…し。もし…???」
「あ…、あの…。矢島…可…南…子…です。あ…、あの…。」
「び~~っくりした…。電話掛かってて…。でも、何だかモソモソしてたから、何だよって思って…。…それに、知らない番号だったから…。けど…、考えてみたら…。…で、もしかして…って、思って…。」
そんな航の声に可南子、
「ご、ごめんなさい。全然電話、出なくって、番号…間違えてって…。」
「あ~~ごめん。ヘッドホンしてたんだ。外した途端に着メロに気付いて…。」
可南子、
「ヘッドホン…???」
可羊子も、
「ヘッドホン…???」
「あ~~。うん。動画観ながら、ヘッドホン付けて、聞きながらギター弾いてたんだ。」
可南子、その声を聞いて、
「あ~~。」
頷いて…。
航、スマホの向こうに、
「……で…。もし…か…して…。」
可南子、机の上に置いたメモを見て、
「妹からメモ、受けとりました。」
航、
「あ~~。ありがと。」
「…でね……。」
可南子の声を聞きながら航、
「うん。…うんうん。」
壁に掛けてあるカレンダーを見て、
「あっ、そうか…。器楽部の定期演奏会。…うん。分かった。ありがと。メンバーにも、伝えて置く。……あっ、それと、リハの場所…。」
可南子、航から言われた場所をメモして、
「うん。分かった。ありがと。…うん。じゃ。」
そして、電話を切って可南子、
「ふぅ~。」
可羊子、
「お…姉ぇ…。」
「うん。オッケ~~。」
それぞれの学年の掲示板で賑わう生徒たち。
「や~~っぱり凄ぇ~よ~。さすがだよ、生徒会長。」
男子生徒。
「まっ、当然と言えば当然。だけどな~~。」
「堂々たる1位か~~。」
そして、男子生徒と女子生徒の後ろの方で園加、愛寿美、
「どれどれ~~。」
「まっ、あたしらには…関係ないけど…。」
と、順位を見て、
「えっ…???」
園加。
そして愛寿美、
「うそ――――――っ。凄ぇぇぇぇぇぇぇ。」
園加、順位を見て、後ろを見て、
「矢島、矢島。彩萌、彩萌。委員長~~。」
愛寿美、
「これこれこれこれ。」
掲示板に群がる生徒たち。
彩萌、
「まっ、諸星君でしょ、当然1位は…。」
「しっかし…、頭を掻きながら、さすがだよ、彩萌。」
憲央。
そして彩萌の隣の可南子に、口を尖らせて、そしてニッコリと、
「可南子。天晴れ。かかかか。」
可南子も口を尖らせて、ニッコリと、
「…ん…???」
彩萌、
「う~~っわ。ほんと。可南子、凄~~い。」

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
《PR》
庄司紗千 きっと大丈夫
※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。