部屋で可羊子からメモを渡されて可南子、
「えっ!!!来た。」
「うんうん。」
「これだと…。定期演奏会…終わってから…、ライズのリハ…。大丈夫そう…。」
メモを見ながら可南子。
可羊子も、
「うんうん。」
そして、自然にバッグからスマホを取り出して可南子、
メモに書いてある電話番号に…。
可羊子、
「えっ、えっ…???お姉ぇ、いきなり海野君に、電話…???」
そんな可羊子に可南子、
「えっ…???いや…、だって、いつも、カヨ経由してたら…。」
その可南子の声に可羊子、口を尖らせて、目をキョロキョロさせながら。
そして首を傾げながらも…。
「ふん。」
そして変に納得したように頷いて、
「ふんふんふん。ふん。そっか。ふん。」
そんな可羊子を見て、
「…ん…???どした…???」
両手をひらひらとさせながら可羊子、
「いや。いやいやいやいやいや。うん。うんうん。」
スマホに指で、トン。トントントン。トン。そして耳に。
けれども、数回コールしても…。相手が…出ない。
少し膝を曲げて可南子の右頬に左頬をくっつける可羊子。
「…ん…???あんた、また背ぇ…伸びた…???」
可羊子の顔を見て可南子。
可羊子、人差し指を口に、
「シッ。」
凡そ、20秒…経っただろうか…。
可南子、耳からスマホを離して…。
可羊子、
「出…な…い。」
可南子、
「…よ…ね。」
可羊子、
「番号…、間違って…???」
メモを見ながら可南子、
「…る…はずは…。」
メモの番号を見合わせながら…。
「…な…い…。」
その時、
「わっ。わわわわわ。お姉ぇ…。」
可羊子。
「…ん…???いや…。間違って…。」
可南子。
「違う、違う、海野君、出てる、出てる。」
可南子、
「えっ…???えぇぇぇぇぇ。」
いきなりスマホを耳に。
「誰…???いたずら電話…。おっかしぃな…。知らない番号…。」
ぐちゃぐちゃと声。そして、
「誰だよ、ったく~~。」
そして、可南子、
「…も…もし。」
いきなり、
「プツ、ツ―――――ッ。」
その瞬間、可南子、顔が…フリーズ。
可羊子、
「お…お姉ぇ…。」
可南子、瞬きして。
「へっ…???…切れ…た。」
可羊子の顔を見て、舌を出して。
可羊子、変顔に、
「お…、お姉ぇ…???」
可南子、
「ヤ…、ヤバイ…。」
可羊子、
「えっ…???え―――――――っ!!!!」
可南子、
「い…、いや…。だって…。だって、だって…。」
そして、オデコに右拳を…、
「あっちゃ~~~。や~っちゃった~~。」
可羊子、
「ど…。どう…すんのよ…???」
何故か慌てふためく可羊子。
こちらも左手にスマホを持ち、その上で右手の所在が付かない可南子、
「あ~~~。なんで、なんで、なんで…。どうしよう~~。」
と、その時、着電。
「えっ…???」

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