「彼女には…、ほ~んとに、かっわいい赤ちゃん…いるの。」
にっこりと芳美。
サリナ、
「おやおや…。」
エリカ、
「姉さん。」
芳美、
「だから~~。……、とは…、言え…。それで…引き下がるような…。」
そんな芳美にサリナ、
「んふ~~ん…。」
そしてエリカ、口を尖らせて、
「ふ~~ん。」
芳美、
「…で…しょうねぇ~~。」
そして、頭の中で、
「ふ~~ん。や~るね~。木本さん…。さすがは悦の見込んだだけの人だわ…。」
「へぇ~~。ここが…アティレか~~。うんうん、素敵なお店~~。母さん、早く、早く。」
笑顔で小枝子に手招きをする柚。
「はいはい。そんな…急かさなくっても、店は逃げないよ~~。」
そして、店に入るなり、捷子を見つけて、
「捷子姉ちゃん。」
捷子、
「わ~お、柚~~。はは、おばちゃ~ん。」
小枝子、
「こんにちは。来ちまった。かかか。」
「いらっしゃ~い。ちょ…、ちょっと待ってね。」
柚、
「うん。」
ガーデンの中に入って、
「マコ~~。チズ~~。」
麻衣子、知寿子、
「う~~ん…???」
捷子、柚と小枝子に手招きをして、
「こっち、こっち。」
そして、麻衣子、知寿子、
「わっ。おばちゃん。……と、言う事は…。」
捷子の傍にいる女の子を見て、
「ひょっとして…、柚ちゃ~ん。」
柚、
「はい。こんにちは、初めまして~。木本浩一の妹の木本柚で~す。」
隣で小枝子、
「かかか、娘に急かされて、来ちまったよ。」
「ひゃ~~、いらっしゃ~い。初めまして、中川麻衣子と申します。こんにちは。」
「奥寺知寿子と申します。あはっ、柚ちゃん、かっわいい~~。」
「へへへ。お兄ちゃんのスマホの写真で、知ってる。」
知寿子、
「おやおや…。」
「ふふ。麻衣子さん。お兄ちゃん、よろしくお願いしま~す。」
いきなりその柚の声で、真赤になる麻衣子。
「かか、マコ。やられたね~~。」
何も言えない麻衣子。目をパチクリさせて、そして笑顔で、ニッコリと、
「ふふ…。」
「けどね~。」
知寿子。
小枝子、
「何やら、会社…かなり忙しいようだね~。」
「ふん。最近…、全く食事…出来てないし。」
柚、
「でも…お兄ちゃん、滅茶苦茶元気。それに、最近、頻繁にメールしてるようだし。」
知寿子、
「おやおや…。」
と言いながら、麻衣子の左二の腕を突きながら…。
麻衣子、
「いや…。だって…。」

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庄司紗千 つつじヶ丘の坂道で…。
※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。