「ん~~。もち、ビジネス。」
にっこりと瑛梨香。
「この…広告。作った人に…逢いたい。」
紗理奈。
芳美、
「えっ…???」
そして芳美の頭の中で、あるイメージが…。
「…もしか…して…。紗理奈…、瑛梨香…。」
神妙な顔の芳美に、ふたり…、
「ふん…。Thats right!!!!」
そして芳美、ポツリと…、
「…ヘッド、ハンティング…。」
凡そ半年前、アメリカの広告会社のオフィスで、ある広告が注目されていた。
しかも、その広告の影響か、俄かにある店の業績が、
オープンから物凄い勢いで伸びていたのだった。
その店の名前が、「レストラン・Chaleul (シャルール)」
その広告を見つけたのが、アトランティスグループCFOのエリカ(瑛梨香)シーモア。
エリカ、
「サリナ…。これ…。」
サリナ、
「ん~~???…あら…、これって…、ヨシミの…お店…???…へぇ~~。」
その後、水面下で様々な動きを始めていた。
そしてその芽が出し始めたのがつい2週間前である。
「…と、いう事は…。」
芳美。
「ふん。もちろん、この広告の会社、そして、広告を作った方…、もう…分かってるわ。」
サリナ。
「そして…、既に、動き…出している…。But…。」
「…けど…、ダイレクトよりは…私が……。」
「ふふ~~ん。」
「やれやれ…。そういう事か…。」
「ねね、お願~い、ヨシミ~~。サリナ~~。」
「……。いい…んだ…けど~~。」
腕組みしながら、考えながら芳美。
サリナ、エリカ、
「…ん…???」
「もしかして…、彼…、うん。とは…、言わないかもよ~。」
サリナ、
「Why…???」
エリカ、
「What do you mean…???」
「だって~~。彼には…恋人、いるも~ん。」
その芳美の声に、いきなり、
「what's!!!」
サリナ、エリカ。
「ま…さ…か~~。ふたりとも~~。その恋人と…彼を…。」
そしてまたその芳美の声に、
「A oh~~。」
サリナ。
「Oh my god」
エリカ。
「…と、言うわ・け~~。…この情報は…、間違いなしよ。信頼ある筋から…だから…。私だって、応援してるんだもん。」
芳美。
「…と、言うより、譲二の方が、一番…応援してるかな…。」
「ねね、その恋人って…???」
エリカ。
「ふん。シングルマザー。もんのすっごい、可愛い人~~。」
サリナ、
「ワ~オ。」

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庄司紗千 「雫音〜shizukune〜」
※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。