「ほ~ら来た~。」
運転をしながらスーツ姿の女性。
「もしもし~~。んもう~~な~にやってんのよ~。顔出してくれてもいいんじゃないのぉ~~。」
電話の向こう、芳美。
助手席でワンピース姿の女性、
「ふふふ…、ヨシミね。」
キーボードを打ちながら…。
ヘッドセットの口元のマイクに、
「美味しい料理…、堪能させて戴きました~。さすがは三ツ星シェフ様でございま~す。」
スーツ姿の女性。
「となりに瑛梨香も乗ってるんでしょ~???」
社長室の電話で。電話の向こう、小さな声が聞こえる。
「そ~のとおり~~。」
「で~~。今回はどんな魂胆なの~~。」
芳美。
「いやいや…、魂胆なんて、そんな恐い事…。」
スーツ姿の女性。
「ただ、シャルールの広告に魅了されちゃってね~~。」
芳美、
「はあ…???……。ウチの広告~~???」
そして、数秒考えて芳美、
「…あっ!!!…もしかして…、あんた…!!!紗理奈!!!」
「1週間、こっち…いるわ~~。そして…ロスに帰る。…もしかしたら…、事の成り行きで…、また日本に来るかも~~。」
アメリカはロサンゼルスに拠点を持つ広告会社アトランティスグループのCEO、
サリナ(紗理奈)シーモア。
そしてその紗理奈の妹、アトランティスグループのCFO、
エリカ(瑛梨香)シーモアである。
それぞれが、古賀芳美、古賀譲二(旧姓:真鍋)のアメリカ時代の親友である。
その日の夜、紗理奈から電話があり、ホテルへ。
ドアを開けるなり、瑛梨香が芳美にダイレクトにハグ。
瑛梨香、
「う~~っわ~~会えた~~!!!」
「わっ!!!…はははは…瑛梨香~~。元気そう~~うん。なんとも…さすがにファッショナブルね~~。」
そしてソファに座っている紗理奈。
「ハ~イ。久し振り~~。」
そしてソファに近づき、紗理奈も立ち上がり、そのままハグ。
「元気そうで何より、ヨシミ~。」
「んもう~~、びっくり。な~んで、知らせてくれないかな~~。」
芳美。
「もち。サプライズの方が~~。」
瑛梨香。
「…ったく~~。」
「その後、ジョージは…???」
紗理奈。
「お・か・げ…様で…。うん。」
「お店も繁盛。いい感じじゃな~い。」
「う~ん。そ・ち・ら・も…、お蔭様で…。」
「さ…て…と…。」
瑛梨香。いきなり芳美に向けて、パソコンの画面を…。
芳美、
「…ん…???」

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庄司紗千 花笠音頭
※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。