「何っ!!!侑佳が店に…???」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 「何っ!!!侑佳が店に…???」
社長室に入ってきたマネージャーの疋田正雄に直道。

「えぇ…。今、料理を召し上がっていますけど…。社長…。何か…???」
なにやら尋ねるように疋田。

直道、
「…いや…。何でも…。うん。分かった、ありがとう。うん。うんうんうん。」

社長室を出て行く疋田。

店内、全く他の客たちと変わりなく、食事を楽しんでいる侑佳。
傍の子供と親に微笑み掛けながら…。しかも、お辞儀までしながら…。
そして、時には手を振りながらも…。

そんな侑佳を見ながら店員たち、最初に見た侑佳に感じた緊張感など全くなく…。
殆ど他のお客と変らず…。

「失礼します。コーヒーお代わり、如何でしょうか…???」

ウェイトレスに侑佳、
「うん、ありがと。美味しいよ~これ。うんうん。」
にっこりと…。

「はい。ありがとうございます。」
こちらもにっこりとウェイトレス、
「ごゆっくりとどうぞ。」

侑佳、
「うふ。ありがと。」

そして…、他のウェイトレスに、
「ねね、今までの奥様と全然違う。な~んだか…、友達になっちゃいそう~。」

そして隣のウェイトレスも、
「う~ん。びっくり。」




汀邸のリビングの電話が鳴る。
志摩子、
「はい。汀ですが…。あぁ~直道…。…へっ…???侑佳さんがお店に…???」

社長室の電話で直道、
「そうだ。どうなってる…???いきなり来られちゃ社員が緊張して迷惑するだろ。」

「ふ~ん。」
「いや…、ふ~ん…って…???」

「あなた…、侑佳さんがお店にいるって…???」
直道に聞こえるように。

受話器の向こうで惠の笑い声、
「は~~っはっはっはっ。大阪ならぬ、神戸夏の陣。やってくれましたね~侑佳さん。」

「なんで父さん…、笑ってんだよ…???」

「ん~~。あなたが家に帰って来てくれないんだもん。だから、侑佳さん、夏の陣だって…。」
くすくすと笑いながら志摩子。

直道、
「はぁ~~あ???」

「だから、お父さんも…。ならば、是非に、ズド~ンと一発。…って。」
「あっ、いや…。何だよそれ。どういう事だよ。」

「あんた、直道。それでも侑佳さんの夫なの???ちゃんと、しっかり、今の侑佳さん、見なさい!!!」
いきなり電話を切る志摩子。

直道、
「はっ…???切りやがった。」

志摩子、電話から夫の惠に振り返って。
惠、そんな志摩子に振り返って。

志摩子、舌をペロリ。

惠、
「くくくくく…。侑佳さん。…さて…。如何なりますか~~。」








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