「へっ…???うそっ。ほんとなの、それ…???麻美…???」
朝ご飯を食べながらの麻美に順子。
「おいおい…、麻美。マジで…。」
敏光、順子の顔を見ながら…、
「ママ…。」
「はれ…???お…ど…ろか…ない…。ママも…パパも…。…意外…。」
呆気に取られて麻美。
順子、
「ふ~~ん。ほぅほぅ、ほぅほぅ。…そっか…。」
「いや…、そっか…って…、ママ…。パパ~~???」
そんな麻美に敏光、いきなり右手を振って、
「いやいや…。…パパは…何も…。」
そう言いながら順子の顔に目を…。
「はい…???どういう事よ…???」
順子、
「まっ。良かったじゃん、マコが、その気になったのなら…。」
「えええええ…???何それ…???」
順子、
「ふんふんふ~ん。」
「ふ~ん。相手は…あの…木本…君…か…。」
ぶつぶつと敏光。
「は~~あ…???何なのよ、ふたりして~~。訳分かんないし…。」
朝のファミリーレストラン「MEGUMI(めぐみ)」社長室の電話が鳴る。
電話のデジタル表示を見て…、そのままにしての直道。鳴り続けるコール。
「なんだってんだ。…ったく…。今度はこっちか…。」
スマホにも不在着信が何度も。全て同じ電話番号。
汀邸のリビングで侑佳、
「もしかしたらと…思いましたけど…。出ませんね~。」
スマホを持ちながらの侑佳。
朝食を終えた惠、
「なにやってんだか…。いつまで経っても。」
ソファに座って外の景色を観ながら…。
けれども、今までのように心配そうな表情などなく、
「…で、どうする、侑佳さん…???」
にこやかに惠。
キッチンでもにこやかに志摩子。
「全く、出来損ないの息子で、ごめんなさいね~侑佳さん。」
そんな志摩子にも笑顔で侑佳、
「いえいえ。こうなったら…。」
惠、
「ほぅ。籠城作戦は…???」
「もぅ~。止めましょう。」
「では…???」
「……。」
腕組みをして侑佳。
「では…、大阪ならぬ、神戸…夏の陣と…、いきましょうか…。」
その侑佳の言葉に惠、
「くくく…。かかか…。は~っはっはっはっはっ。」
そして、
「まさか…、侑佳さんの口から、そんな言葉が出てくるとは…。くくく…。」
「いけません…???」
「いやいや、是非に及ばず。」
両手を前に、
「是非、ズド~ンと、一発。」
「天守閣…目掛けて…ですか…。」
惠、
「いやいや…、はい。」
両膝に両手を…、そして頭を下げて、
「御意に叶えば…。ははぁ~~。かかかか。」
志摩子、思わず可笑しく、
「くくく…。時代劇みたい…。」

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
《PR》
庄司紗千 つつじヶ丘の坂道で…。
※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。