「…分かった…。もう…いい…。バイバイ。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 「マコ…。」

その浩一の自分を呼ぶ声に、麻衣子、
「ドキン。」
そして、少しだけ目を潤ませて、今度は小さな声で、
「モッ…ちゃん…。」

傍の侑佳の顔を見ながら、
「ご…、ごめん…、マコ。…実は…。」

何故かしら頬を伝う涙、麻衣子、
「…モッちゃん…。」

そして、少し間を置き、掠れた声で麻衣子、
「…分かった…。もう…いい…。バイバイ。」
そして、そのまま切断ボタンを押して、テーブルにスマホを…。

右手、そして左手で流れた涙を拭って…。
「何…???何なの…これって…。」
まだ目に溜っている涙。掠れた声で麻衣子、
「…。どう…いう…ことよ…。」
唇を絞りながら…。
「なんで…。…女の人…。他に…いたんだ…。」
涙目になりながら…。

けれども、再び、浩一のスマホから送信されたメールを見て、
「はぁ~。」
少し、髪を掻き揚げるような素振りで…、
「何…???…侑佳と申します。浩の事、よろしくお願いします。」
鼻水を啜り、
「どうなってんの…???…モッちゃん…???」

いきなり着電。浩一からである。
侑佳に睨みつけられながら…。浩一、
「出ない、出ない。」

侑佳、
「出るまで!!!」

「んな事言ったって…、彼女だって困るよ、いきなりなんだから…。」

すると侑佳、
「貸しなっさい!!!」
いきなり浩一からスマホを取り上げて、一旦は切断ボタン。
そして今度はまた掛ける。

麻衣子、
「何なのよ…、ふざけてるの…。やめて。」
胸の鼓動が鳴り止まない。けれども、浩一からの再度の電話か、
その女性からの電話か分からずに…。戸惑いながらも…、
結局は、「拒否」のボタン。


「んもう~~。」
侑佳。
「彼女、恋愛…初心者なの~~???」

そう言いながら浩一のスマホを持って、今度はメール。

両腕をカウンターに、そして、左手で頬杖を付いて、お手上げ状態の浩一、
「いん~や。6ヶ月の赤ちゃん…いる。」

その声を聞いた瞬間、侑佳、
「うそ!!!!」

「…ほ・ん・と。」
「まさか…。」

「はい…???…かかか…、んな訳ないじゃん。全く計算…合わないだろ…。」

その浩一に、少し考えて…、
「…んまぁ…。…だよね~。」

麻衣子、再び受信したメールを見て、
「誰なの…この人…???…侑佳と申します。電話…下さい。」

侑佳、
「彼女、子持ち…???」

浩一、
「あぁ…。」
 

 








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