その浩一の声に、麻衣子、
「何々、何言ってんの、チズ…???」
「おっとと…、これ、マコちゃんのスマホ、代わるね。」
麻衣子にスマホを渡して…。
「何々、何言ってんの、チズ~???」
電話の向こう、何故かしら悠馬の笑い声が聞こえる。
「ハ~ッハッハッハ。そいつはいいや。」
麻衣子、
「なんで悠馬、笑ってんのよ、チズ~~???」
「へっ???私…何も変な事、言ってないけど…。ねね、もうすぐ愛梨珠先生のとこ着くから…。あれ…、麻美…、来てないの…???」
「ふん。まだ…だけど…。…あ~~っと…、今、チャイム鳴った~。」
リビングに入ってきて麻美。浩一に向かって、
「こ~んばんわ~~。あれ…、モッちゃん…ひとり…???」
「こんばんは。お邪魔してます。」
浩一。
電話を切って麻衣子、
「寿がね、保育園で熱出しちゃったの…。」
いきなり麻美、
「え゛~~~!!!」
「…で、チズと悠馬が保育園行って、今、愛梨珠先生のとこ…。もう…着いたんじゃない…かな…。」
麻衣子はそのままキッチンに…。
「わ~お。た~いへ~ん。絢~~。寿、お熱出したんだって~~。」
ベビーベッドでキャッキャッとしている絢のホッペに指でツンツンとしながら麻美。
「全く知らなかったから、真っ直ぐ来ちゃったよ、僕~。」
照れながら浩一。
「いいの、いいの、モッちゃんは…。しっかりと食べてってくださ~い。」
麻衣子。
「にしし…、モッちゃん…、儲けた…ニシッ。」
思わずVサインを出して麻美。
「…かか…。…の…ようだね…。…ん…???」
また浩一のスマホに着電。
麻美、
「…ん…???電話…???」
「う…ん…。…けど…、それが…。」
画面を麻美に見せて。
「はぁ~~???…誰の電話…番号…???」
「…なんだよな~。」
そのまま出ずに内ポケットに納める浩一。
「…て。てててて。出ないの、それ…???」
逆に浩一、
「…出て…いいの…???」
麻美、
「えっ…、あっ…、それ…は…、はっ…???いや…。」
また内ポケットからスマホを出して、ボタンをポン。
「もしもし…、木本ですけど…。」
「…って…、出てるし…。」
その瞬間に電話は切れる。
「あれ…。…で…、切れるし。…お~~い。もしもし~。どなたですか~???」
「いや…、モッちゃん…。切れたら分かんないでしょ、相手…。」
麻美。
「だよね~~。ふん。」
麻衣子、
「どうしたの~???」

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
《PR》
庄司紗千 きっと大丈夫
※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。