「こんばんは~。」
笑顔で浩一。
「ふふ、いらっしゃ~い。もう少し、待ってて。出来るから…。」
そう言いながら、冷蔵庫から缶ビールを出して麻衣子、
「はい。飲んでて待ってて~。」
「あ~、ありがと…。…車…ないようだけど…、悠さんとチズちゃん…。寿ちゃん…???」
浩一のその声に麻衣子、
「うん。…実は…。スーパーで買い物した後に、寿が通っている保育園からチズに電話があって、寿…熱出したみたいなの。」
浩一、
「えっ、寿ちゃん…熱って…???」
「うん。そのままチズ…、保育園行って。…多分…病院に…行くと…。悠馬にも電話してたから…。」
「そっか~~。何も…連絡なかったから…。こっちに来てるか…って思ったんだけど…。」
そんな浩一に麻衣子、
「ううん…。…あっとと…。お鍋、お鍋。」
そして、麻衣子のスマホに着電。
「あっ、マコ。今、愛梨珠先生のとこ向かってる~。」
知寿子である。
麻衣子、
「あ~うん。…で、寿は…???」
「熱…、39度だって…。凄い、熱い。パパと一緒だから。」
「あ~~良かった~。」
そして、浩一に、
「チズ、悠馬と一緒だって。」
その声に浩一、
「ほぉ~。良かった~~。」
「今、病院に向かってる。」
浩一、
「うん。」
電話の向こう、知寿子、
「モッちゃん、着いた~???…って、言うか、その感じだと…。」
麻衣子、
「うん、当たり。数分前に着いた。いるよ。」
自分のスマホを浩一に、
「チズから。」
浩一、
「もしもし。何…寿ちゃん…熱出したって、今、マコちゃんから聞いて…。」
タクシーの中でスマホに、
「ごめんね~モッちゃん。連絡すれば良かったんだけど…。」
悠馬の顔を見ながら…。
悠馬、寿を抱きながら、笑顔で…。
「旦那様が、モッちゃん自身に任せるよって…。」
浩一、
「はぁ~あ???」
キョトンとして浩一、そして、
「くく…、はいはい。任せられました~。」
「それに…。」
知寿子、
「しっかりと…私と悠馬の分、食べて下さ~い。勿体ないから。」
「えっ!!!そんなに食べらんないでしょ。幾らなんでも…。」
「いいの、いいの、食べられなくっても。動けなくなったら、マコんち、泊まれば。」
浩一、
「はぁ~~あ???」

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庄司紗千 つつじヶ丘の坂道で…。
※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。