「ねぇ~パパ~。」
ドレッサーの前で髪にブラシを入れながら順子。
ベッドの上で、新聞を開きながらの敏光、
「ん~~???」
「もしかしたら…、マコ…、好きな人…、出来るかも…知れない。」
「ふ~~ん。良いんじゃない…。」
と、目はそのまま新聞に…、が…。
「えっ???…えっ!!!今…何てった、ママ…???おいおい。」
いきなり新聞をたたんで順子の背中を見る敏光。
その敏光に体を向けて、
「ふん。マコ、好きな人が出来るかも知れない。」
「はっ???」
右目をすぼませて、左目を天井に…。
両膝を両手でパンと叩き立ち上がり、ベッドに向かいながら、
「私の…勘…なんだけど…ね。」
「ええええ。誰よ、誰よ、マコが好きになる人って…???」
「そ~んなの…、私にだって、分っかる訳…ないじゃない。あの子から、そんな…雰囲気…、感じるって…事…、だけ…。うん。」
そう言いながらベッドの布団を捲り。
「いや…。そんな…雰囲気…、感じるって…事…、だけ…って…。ママ…。え~ぇぇぇぇ。」
「はい。おやすみ~。」
「…って…、誰よ…???ふん。」
「柚~、行くよ~~。」
小枝子。
「はいはいはいはい。はは…、どんな人なんだろ、捷子さんって…。」
にこにこしながら柚。
「ん~~。かかか、素敵な…、柚には、お姉さん…って、感じだよ。捷子さん、お母さんがいないんだって言うから、ちょいとね~。お知り合いに…。」
「うんうん。逢いたい。私も…。」
「浩は、今夜、また友達とご飯食べるらしいから…。夕食の支度はなしで良いからね~。」
柚、
「ふ~ん。」
スーパーで買い物しながらの麻衣子と知寿子。
「捷子は、今日は、いないから…。と~。」
知寿子。
「うん。…でも、良かったね~。モッちゃんのお母さん…優しい人みたいだから、捷子…、嬉しいんじゃないかな~。」
麻衣子。
「だよね~。」
そしてスーパーを出て、
「モッちゃんは…多分、会社からまっすぐマコのアパート…行くと思うから…。」
知寿子。
「うん。」
麻衣子。
「…ん…???電話…。」
バッグからスマホを取り出して、
「はい…???園長…先生…???あっ、ごめん…マコ。」
「うん。」
知寿子、
「はい、もしもし。奥寺ですけど…。寿が…、お世話に…。」

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