愛美のその言葉に将史、少しばかり黙って、サラダをまた口に運び、
ウーロン茶を飲み、そして、口を開け…。
「今の…まま…で…、良いか…。」
ポツリと愛美。
「愛…、おま…。」
「うん…。翔太から聞いたでしょ、三条絵津子。そして…三条コンツェルン。そろそろ…返事…しないと…。」
「あぁ…。そうだな…。俺は…。」
「仕方…ないよ。正直に…、私の気持ち…、話すつもり。私にとっても、ありがたい話だもん。」
「……。」
「え――――――っ!!!…まさ…か…。いや…。うそ…。マジで…???」
瞳美。
「うん。私…、ハッキリ言って、な~んにも…言ってないよ。」
ジュリアン。
目をパチクリさせて瞳美、
「うっそ!!!」
遼、
「あ…、は…、はははは…。何と…。まぁ…。ん…???おっと~。」
「ん…???遼君~???あ…。ははは…、彼女か…。」
ジュリアン。
「ん~~。春香~。」
遼、サササッと、
「今…いいとこ…。後で…。」
メールを送って…。
「七海…さんが…。う~っわ。」
瞳美。
「うん。」
ジュリアン。
「でも…、考えてみると…。な~るほどな~って…。」
「それって…、マ~坊も…、彼女も…気付いてない…。」
「ううん。多分、気付いてないのが…彼女。七海さんの話によると、彼女の方が、まだ…大切な事に気付いてないって…。」
「じゃ…。やっぱり…。あの…彼が…。」
「うん。」
「多分…、今まで…彼女…、栗林さん…が、マ~坊の事を想っているのと同じくらい、彼も…、彼女の事…、想ってたんだろうって…。」
「……。でも…、これって…マ~坊…。」
「当~然。知ってる訳…、ないよね~~。だから…叶ちゃん。」
「……。分かってる。分かって…る…。けど…。」
「けど…???」
「フェアーじゃ…、ない。」
ジュリアン、その瞳美の声を聞いて、
「あ…。あ~~。」
「でも…。でもでも。……。」
ジュリアンの顔を見て瞳美。にっこりと…。
「ありがと…、ジュリアン。」
「じゃ…。マサ…。ここで良いよ。私。」
愛美のアパートの下まで。
「愛…。」
「マサ…。」
「ん…???」
「桐生将史。だ~い好きだ。」
そう言って、将史に抱き付いて、
「じゃね。お休み~。」
右手人差し指で将史の鼻先をツンと押して、アパートの中に消えていく愛美。

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庄司紗千 花笠音頭
※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。