悟朗、
「その方が、コンペとは無関係で、俺達のモデルを見初めてくれた沢渡亮さんと言う人で…、大手デパートの本部長さんだ。会社の名前は…。」
将史、
「ペガサス」
「そうだ。国内はもとより、海外にまでシェアを広げている。」
そして、将史の前に右手を差し出し、
「おめでとう、マ~坊。」
悟郎が差し出した右手をしっかりと握りしめ、
「ありがとうございます。」
将史。
そして、
「叶…。」
瞳美、にっこりと、
「うん。ははは…。」
ここは、将史と翔太が良く飲みにくる居酒屋。
愛美、目の前で翔太を見ながら、
「ねねねねね。どうしよ。どうしよ。」
ビールを飲んで、
「しっかし…。こんなのって…ありかい…???」
「だって、実際に私の前で言ってんだから、ありなの~。」
愛美。
「まさかね~。あの子がね~将史を…。全く、気付かなかった。…って、言うか、完~璧に、圏外。」
「いや…。そんなに…圏外なの…???そんな風には…全然見えなかったけど…、彼女。」
「…って~言うか…。ある意味…、彼女の周りの女性陣に…、圧倒されるからね…。」
「はぁ~~あ???」
「つまりは…全員、既婚OL。俺たち、逆に…近寄れません。」
「かかか…。そういう事…。」
「ふ~~。あの子がね~~。そんな風には、感じなかったけど…。本人にしてみれば…。…で…???どうすんの…???」
ビールを飲みながら愛美。
「参ったよね~。」
「愛美ちゃんは…。でも…肝心の…あいつ…。」
皿の中のマカロニチーズに箸を入れ…、
「三条絵津子…。とんでもないプレゼント、してくれちゃったよぉ。…おまけに両親が…とんでもない企業の社長と社長夫人様か~。」
マカロニを口に運んで…、
「んふ…、うま。……って、言うか、そもそも、彼女がなんでマサとあんたの会社の社員だったのよ…???」
「はぁ~~???それ…俺に聞くか~~???」
リビングに座り、新聞に目を通しながら三条弘毅、
「迷惑じゃなかったのかね~栗林さんに…。」
「だって…、仕方ないじゃない。あの子にしてみれば、意中の人とは…。」
絵津子の母親、三条章江。
「良い出逢いなら…良いんだが…。」

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