「俺も…叶に謝んなきゃな。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 「でも、やれるだけの事は…、やったから…。」
そんな風に言いながらも、少し涙声の瞳美。

「ば~か。叶~~。泣いてんのか~???」
電話越しで将史。

「…だって…。分かってるけど…、悔しくって…。」
「ま~な…。…その事じゃ、俺も…叶に謝んなきゃな。物にする。な~んて言っといてな。はは…。」

「ばか。…そんな事。」
「…でも…、綺麗だったぜ、叶…、あのワンピース。」

「えっ…???あぁ~。」
鼻水を啜って、
「ありがと…。うん。じゃ、仕事に戻んなきゃ。彼女によろしく。」

「おいおい。勘弁してくれよ~~。」
「お似合いじゃんよ、栗林さん。…愛美さんって…???」

「あのな~~。」


「それにしても、ゴロ~さん…、遅いね…。負けた報告だけなのに…。」
「うん。」
ジュリアンと遼。




「まさか…、あのモデルが、そんな経緯で作られていたとは、いやいや…、これはまた、驚きです。一瞬見て、思わず、アンビリーバボーでしたから…。そのお蔭で、いきなり吹き出してしまいましたが…。いや~頭をかち割られた気分でしたよ。はは。」
始終笑顔の沢渡。

「確かに、プレゼンの時に、いきなり審査員の中で笑っている方がおられましたね。」
悟朗。

「はは…覚えてましたか…。いや、失敬したあの時は…うん。とにかく、彼らに私からも、お礼がしたい。こ~んなチャンスはまず有り得ない。今後とも、是非ご一緒に…。」

全国展開の大手大型デパートを経営する株式会社ペガサス。
そのシェアは、国内はもとより海外にまで展開していた。
当然の事ながら国内での販売はもちろんの事、
今回のコンペでの瞳美たちが生み出したモデルを海外でも通用すると見たのだった。

「柏崎さん、これから、宜しいでしょうか、彼らと…会うなんて…???…神部社長。」

「勿論です。私からもお願いします。」
勲。

「ふふ…、では、早速。お願い出来ますか、柏崎さん。」

悟朗、
「是非。」




「眞叶…瞳美…、か~~。」
ウェディングドレスを下見に来た若いカップルを見ながらポツリと愛美。
「ふん。負けらんない。マサ。」

愛美に手招きをするカップルの女性に…、
「はい。如何ですか~。うん。とってもお似合いです~。えぇ。」






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庄司紗千 つつじヶ丘の坂道で…。

※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。