「まずは…そういう事だ、とにかく、みんな、頑張った。結果は結果だ。社長に報告してくる。」
席から離れてドアに向かう悟朗。
瞳美、
「え~っと、最後から2番目…。トロイカ…。」
「トロイカ…。」
ジュリアン、遼。
「あ~ん、もう。」
智也。
「だめだったか~んもう~。」
茉祐子。
社長室の前で悟朗、ノックをして、
「失礼します。柏崎です。」
部屋に入るとひとりの男性。
「おぅ、ゴロ~。いいところに…。」
勲。
悟朗、
「あっ、初めまして…。こちら…???」
「神部社長、よろしいですか、ご挨拶。」
ソファからスッと立ち、そう口にする男性。
勲、
「どうぞ、どうぞ、私からもお願います。」
「では。」
悟朗の前に歩み寄り、
「柏崎さん、この前のコンペ、見事でした。いや~、素晴らしいプレゼン、それにモデルでしたよ~うん。」
悟朗、何がどうなっているのかまるで不思議そうな目で、
「は…ぁ…。いや…、それは…どうも…。…で…???」
「これは、これは、申し遅れました。私…このような者です。」
悟朗に差し出す名刺。
「株式会社ペガサス、ベンチャー事業部本部長、沢渡亮(とおる)」
その名刺を見て、いきなり悟朗。
「えっ!!!まさか!!!あの…ペガサスの…。」
その悟朗の顔を見て勲。にっこりと…。そして、
「ゴロ~。コチラの方の顔…。」
悟朗、
「へっ…???」
そして、沢渡の顔を見て、
「えっ。……。あっ、コンペで…、審査員の…。」
その悟朗の声に、
「覚えていてくださり、ありがとうございます。審査員で参加させて戴いておりました、沢渡です。」
「残念ながら、コンペでは、無理だったようですが…。」
勲。
「えぇ…、今さっき、連絡が入りまして…。」
「されど…。」
「され…ど…???」
「柏崎悟朗。彼ら、とんでもない事を…、してくれたようです。」
その勲の話を聞いて悟朗、
「はっ…???」
「あの…モデルが、ペガサスとの専属契約に結び付きました。」
沢渡、
「素敵なご縁と存じます。」
「はい…???」
瞳美からの電話で将史、
「そっか…。ダメだったか…。」
瞳美、
「うん。だめだった。でも…仕方ないよ、私ら、マイナスからだったもん。」

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庄司紗千 花笠音頭
※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。