「…あっ、こいつ、俺の小さい頃からの友達で、翔太って言います。藤井翔太。」
翔太、いきなり瞳美を見て、「!!!」
瞳美も男性を見て、「!!!」
「…ん…???叶ちゃん、知り合い…???」
悟朗…。
瞳美、小さな声で、
「あっ、はは…、いえ…。うん、ただ…ちょっと…。」
「実は…。」
将史、
「マ~坊。いいの…、余計な事は…。」
口を尖らせて瞳美。
いきなり悟朗、
「くっ。くくく。…マ~坊。」
「あっ、あ~。あっ、はいはい。…翔太。」
「は~い。お待たせ~。如何かしら、奥様~。」
病室に活けた花瓶を持って入ってきた愛美。
「わ~お。さっすが~。上出来~。うん。センキュ~~。」
その活けられた花を見て瞳美、自分の持ってきた花を見て…。
「おっ、叶~、ありがとな。」
将史。
瞳美、
「あっ、あ~。あっ、うん。…でも…。」
「愛…。」
愛美、
「ふん…???」
「何か…活けるのって…???」
「あ~~、うん。はいはい。OK。」
そう言いながら、瞳美に近づいて、
「こんにちは。」
ニッコリと愛美。
「初めまして、栗林愛美と申します。お花、ありがとうございます。活けますから、良いですか、戴いて…。」
「あ、あ~。はい。初めまして、眞叶…瞳美と、申します。お願い…、出来ますか…???」
「はい、もちろん。眞叶さん。瞳美さんね。よろしくお願いします。」
思わず目をキョロキョロとさせるジュリアン。恵都の顔を見て…。
その恵都も、口を一文字にして。
「じゃ、また失礼して…。ちょっとナースステーションに行ってくるわ。そんなに…花瓶、あんたの部屋になかったからね~。」
愛美。
「私の部屋から持って来れば良かったよ。はは。」
瞳美とジュリアン、小声で、
「あんたの部屋…???」
「お~~っと、ちょい、俺も行くわ、愛美ちゃん。」
翔太。
「ふん。じゃ、お出で~~。」
愛美。
ふたりが病室を出る。
ドアの外、いきなりドアに背中を付けて愛美、
「ふ~~。」
翔太、
「あへぇあ~~。」
「んもう~。ドッキドッキだわ。ほら。」
と、左手で翔太の右手を自分の胸…。いきなりその手を放してペン。
「んな訳ないでしょ。行くよ。」
「痛って~~。」
「バカ、中に聞こえる。」

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