悟朗の、その、「ふたり」と言う言葉を聞いた瞬間、
「あぁ~。そう言えば、昨日の夜、部屋に帰った時、丁度友達から電話があったんだった。そっか…。俺、ここに…、翔太~。…って~事は、もう一人は…。な~るほどね~。」
将史。
「ゴロ~さん。俺の友達です。昔っからの…。ほら、サッカーの友達。」
「あぁ~。な~るほど~。」
頷きながら悟朗、
「とにかく、意識が戻って良かった。みんなにも報告できる。いいか、とにかく安静にしてろよ。変な気…、起こすな。」
笑いながら椅子から立ち上がる悟郎。
「じゃ、俺はこれから戻る。」
「あっ、はい。ありがとうございました。…って…、ゴロ~さん…、変な気…って…。この状態で…。」
笑いながら将史。
「まっ、無理だよな~。じゃな…。では…、お願いします。」
将史に右手を。そして医師と看護師に一礼をして…。病室を出て行く悟朗。
医師の本田、
「お忙しいようですな~。」
将史、
「え、え~。実は…、ようやく一つの大掛かりな仕事、終わったばっかりで…。いやいや…、ふ~~。」
廊下を歩きながら悟朗、スマホを耳に、
「社長、マ~坊、意識…戻りました。」
勲、
「そうですか~。それは何よりです。」
そして、
「はい、プロジェクトルーム、園田です。」
茉祐子。
「……へっ。桐生さん、意識戻った。」
その茉祐子の声で、ジュリアン、遼、
「良かった~~。」
「ヨシ、桐生さん。」
「智也君と叶さんは…今席外してますが、はい。伝えます。ありがとうございました、おじちゃん。」
目を潤ませて茉祐子。
電話の向こう、悟朗、
「おぅ。」
茉祐子、電話を切って、
「良かった~~ふ~~。」
「ほっほっほ~。持てる男は違うね~と~もく~ん。」
両手でオモチャのモデルの入った箱を持って部屋に入ってくる智也、その後ろから瞳美。
「これくらいは…持てないと…、バカにされちゃうもん、叶さんに…。」
「は~っはっはっ。」
瞳美、腕組みしながら…。そして手を叩いて。
茉祐子、
「叶さん、叶さん。今、ゴロ~さんから電話。桐生さん、意識戻ったって。」
瞳美、
「へっ、ほんと…。」

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